高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【新関西将棋会館】隣接地に公園は必要?日本将棋連盟も望んでいるのか?バス滞留所を残すべきでは?

(仮称)JR高槻駅西口前公園整備事業

この件も昨日の本会議で。

日本将棋連盟に対して、高槻市役所が関西将棋会館を誘致するために令和元年に提案した「新関西将棋会館の周辺の『将棋のまち』にふさわしい整備(道路、公園等)」の「公園」の部分が明らかに。

新関西将棋会館の建設に合わせ、会館周辺を『将棋のまち』にふさわしい整備(道路、公園等)を行います

高槻市営バスのJR高槻西滞留所に、新しい関西将棋会館が建設されることになりましたが、その滞留所の約5分の2を、市が費用を負担して、公園にするというのです。

公園にするのなら、バスの滞留所を残すべきではないのでしょうか?JR高槻西滞留所は、川西バス滞留所等へ分散移転されることになりましたが、どう考えても回送時間が増えます。そのロスを、滞留所を残すことで、少しでも軽減すべきです。

私は質問の最後に以下の意見を述べました。

 新関西将棋会館が移転することになったから、この土地を公園にすることにしたといったご答弁でしたが、先ほど申し上げたとおり、実際には、新関西将棋会館の移転が決定する前に、というか、新関西将棋会館の誘致のために、提案の一つとして、公園を整備するということを、高槻市役所が、日本将棋連盟に対して示していたわけです。
 日本将棋連盟に対して、何故そんな提案をしたのか、その意図をお訊きしましたが、まったくお答えになられませんでした。
 この公園の整備については、住民からの要望等もなかったようです。
 駅前環境の向上に資する公園を整備するという答弁でしたが、近くには面積が1haの芥川公園もあります。本当に新たな公園が必要なんでしょうか。先ほどのご答弁は、詭弁としか感じられません。
 それよりも、バスの滞留場を一部でも残して、市バスの定時制や運行効率を確保すべきです。1台分でも2台分でも、駅の近くに滞留場があれば、市バスの乗務員も楽になるはずです。JR高槻駅の北口から発車するバスが遅延した場合や、満員で臨時便を出す場合、西滞留所ではなく、今後は、川西や緑が丘車庫から回送することになりますが、少しでもそうした運行ロスを無くすべきです。
 日本将棋連盟も、この公園の整備を望んでいるんでしょうか?庭でも提供するような感じで、新しい関西将棋会館の隣接地に、公園を造りますと提案したのかもしれませんが、高槻市役所が勝手に忖度し過ぎただけで、日本将棋連盟としては特に公園を望んでいるわけでもないかもしれませんよね。是非そのあたりを日本将棋連盟に確認していただいて、日本将棋連盟も、別に公園を望んでいるわけではないということであれば、今からでも遅くありませんので、公園ではなく、市バスの滞留場を残してください。
 市民にとって、本当に必要なのは、公園なのか、滞留所なのか、今一度、そうやって検討してください。要望しておきます。



以下は昨日の議会でのそのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第74号令和4年度高槻市一般会計補正予算(第4号)
●(仮称)JR高槻駅西口前公園整備事業 606万円

<1回目>

 資料には、「現JR高槻西滞留所の一部に関西将棋会館が建設されることに伴い、その残る土地に公園を整備するため、新会館建設の進捗に合わせ、実施設計に係る委託料を計上する。」と記載されています。公園の面積は、505.73平米で、新会館建設予定地が760.89平米になるということです。まず4点伺います。

(1)どういった公園になるのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)高槻市は、日本将棋連盟に対して、令和元年8月に関西将棋会館の移転に関する提案を行ったということで、その資料を以前、情報公開請求をして、公開していただきました。その資料の「庁内プロジェクトチームによる手厚いサポート」という項目の中に、「新関西将棋会館の建設に合わせ、会館周辺を『将棋のまち』にふさわしい整備(道路、公園等)を行います」と記載されていますが、今回の公園整備の実施設計というのは、「将棋のまち」にふさわしい公園のためのものなのでしょうか?お答えください。

⇒1点目と2点目につきましては、新関西将棋会館の建設を機に、本市の新たな玄関口にふさわしく、魅力的で憩いと安らぎを与える空間が創出されるよう、これから実施設計を進めてまいります。

(3)この公園は、誰でも利用できるのでしょうか?日本将棋連盟が優先して使用できるということになるのでしょうか?お答えください。

⇒当然ながら、誰でも利用できる公園となります。

(4)公園の名称は、将棋に関係するようなものになるのでしょうか?お答えください。

⇒公園の名称は今後検討してまいります。

<2回目>

(1)「新関西将棋会館の建設を機に・・・これから実施設計を進めてまいります。」というお答えですが、やはり、日本将棋連盟に対する提案に含まれていた公園だということでしょうか?市は、どういった意図で、日本将棋連盟に対して、この公園の提案を行ったのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)この場所から芥川公園までは200mくらいしか離れていません。住民の方々から、この場所に公園を造ってほしいといった要望等があったのでしょうか?何故この場所に公園を造る必要があるのでしょうか?お答えください。

⇒1点目及び2点目につきましては、日本将棋連盟に対して各種提案を行ったところですが、新関西将棋会館の移転が実現する運びとなったことから、本市として当該土地の活用について検討し、市街地における潤いのある空間が形成でき、駅前環境の向上に資する公園を整備することとしたものです。

(3)公園には、どういったものを設置する予定なのでしょうか?また、どういった方の、どういった用途での利用を想定しているのでしょうか?お答えください。

⇒誰もが憩える公園となるよう、今後の実施設計において検討してまいります。

(4)この場所に、公園ではなく、バスの滞留所を一部、残すことはできなかったのでしょうか?お答えください。

⇒当該地でバスの滞留機能を設けることはできません。

(5)現JR高槻西滞留所のうち、公園部分を除く760.89平米は、新関西将棋会館の建設予定地だということですが、日本将棋連盟に対して、いつ、何円で、売却するのでしょうか?お答えください。

⇒公園部分を除く土地については、鑑定に基づき、日本将棋連盟と適切な時期に売買契約を締結するものです。

<3回目>

 最後は意見だけ述べます。
 新関西将棋会館が移転することになったから、この土地を公園にすることにしたといったご答弁でしたが、先ほど申し上げたとおり、実際には、新関西将棋会館の移転が決定する前に、というか、新関西将棋会館の誘致のために、提案の一つとして、公園を整備するということを、高槻市役所が、日本将棋連盟に対して示していたわけです。
 日本将棋連盟に対して、何故そんな提案をしたのか、その意図をお訊きしましたが、まったくお答えになられませんでした。
 この公園の整備については、住民からの要望等もなかったようです。
 駅前環境の向上に資する公園を整備するという答弁でしたが、近くには面積が1haの芥川公園もあります。本当に新たな公園が必要なんでしょうか。先ほどのご答弁は、詭弁としか感じられません。
 それよりも、バスの滞留場を一部でも残して、市バスの定時制や運行効率を確保すべきです。1台分でも2台分でも、駅の近くに滞留場があれば、市バスの乗務員も楽になるはずです。JR高槻駅の北口から発車するバスが遅延した場合や、満員で臨時便を出す場合、西滞留所ではなく、今後は、川西や緑が丘車庫から回送することになりますが、少しでもそうした運行ロスを無くすべきです。
 日本将棋連盟も、この公園の整備を望んでいるんでしょうか?庭でも提供するような感じで、新しい関西将棋会館の隣接地に、公園を造りますと提案したのかもしれませんが、高槻市役所が勝手に忖度し過ぎただけで、日本将棋連盟としては特に公園を望んでいるわけでもないかもしれませんよね。是非そのあたりを日本将棋連盟に確認していただいて、日本将棋連盟も、別に公園を望んでいるわけではないということであれば、今からでも遅くありませんので、公園ではなく、市バスの滞留場を残してください。
 市民にとって、本当に必要なのは、公園なのか、滞留所なのか、今一度、そうやって検討してください。要望しておきます。
 以上です。



(仮称)JR高槻駅西口前公園整備事業