高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【弾道ミサイル攻撃】避難に地下施設が有効なら、巨大な雨水貯留施設も活用できないか?

令和4年3月20日産経新聞

これも先日の総務消防委員会協議会で。

高槻市国民保護計画弾道ミサイル等についての部分を変更したとの報告に対して、いくつか質問し、雨水貯留施設への避難も検討してほしいと要望しました。

今日の産経新聞の朝刊1面に、ミサイル攻撃に対して地下施設は人的被害の抑制に最も有効だが、昨年4月時点でわずか2.4%といった記事がありました。

ウクライナでは、病院も学校も無差別にロシア軍からミサイル攻撃をされています。一方で、地下鉄の構内に避難する人々の姿もありました。地下が比較的安全だということであれば、雨水貯留施設の他にも利用できるものはないか、検討するべきです。もしかすると、戦中の防空壕や地下倉庫等も案外活用できるかもしれません。

以下は総務消防委員会協議会の資料の一部です。
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以下は平成28年10月3日に高槻市議会で工事中の安満遺跡公園地下の雨水貯留施設を視察した際のものです。この雨水貯留施設については、被害想定が過大だという指摘も以前しました。





以下は先日の総務消防委員会協議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。他の報告についてのやり取りも載せておきます。

★令和4年3月16日総務消防委員会協議会

■1 高槻市国民保護計画の変更について

<1回目>

(1)62ページには、弾道ミサイル攻撃の場合ということも書かれています。ロシアによるウクライナへの侵略で、そういったことも、ますます現実味を帯びてきた感があります。弾道ミサイル攻撃の場合、できるだけ近傍のコンクリート造り等の堅ろうな施設や建築物の地階、地下街、地下駅舎等へ退避すると書かれていますが、駅周辺以外は、学校の校舎やマンションなどと考えてよいのでしょうか?
(2)ロシアの攻撃を見ていると、病院や学校なども攻撃しているようですが、狙われにくくて、かつ、堅ろうな建物というのは、どんな建物なんでしょうか?
(4)福井県原発にミサイル攻撃があった場合は、どのようにすればよいのでしょうか?

⇒1点目、2点目、4点目 堅ろうな建物とは、一般的にコンクリート造りなどの頑丈な建物を指しますが、近くに頑丈な建物もしくは地下施設がない場合、近くの建物への避難、また、建物がない場合には、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る行動をとっていただく必要があると国から示されております。

(3)安満遺跡公園の地下には、巨大な雨水貯留施設がありますが、そこに避難することはできるのでしょうか?

⇒安満遺跡公園の雨水貯留施設については、避難する場所として想定しておりません。

(5)敵が上陸してきた場合、自衛隊に協力して共に戦うということはできるのでしょうか?

⇒お答えする立場にございません。

<2回目>

 あとは意見です。
 我が国も、ロシアに北方領土を不法占拠されていますし、北朝鮮拉致被害者を帰さず、しょっちゅう飛翔体・弾道ミサイルの可能性のあるものを飛ばしてきますし、中国は尖閣諸島の領有権を主張して、領海侵入・領海侵犯を繰り返していますので、いつ、ウクライナのようになるかと、心配をしておられる市民の方も、増えているのではないかと思います。
 高槻市が攻撃の標的になるかどうか分かりませんが、本能寺の変の後に、豊臣秀吉明智光秀を打ち破った山崎の戦いは、明智光秀が、京都を守るために、天王山と、淀川に挟まれて狭くなっている、高槻市の東の山崎で、豊臣秀吉を迎え撃ったから起きたのだと、上牧の本澄寺の住職の方から教えていただいたことがあります。もし、近い将来、戦争が起きたら、逆に、大阪を守るために、山崎のあたりに、北から攻めてくる戦車等を迎え撃つための防衛ラインが引かれて、高槻市に軍事拠点が置かれるかもしれません。
 ウクライナの様子を見ると、先ほども申し上げたとおり、病院や学校などがミサイル攻撃を受けています。一方で、地下鉄の構内に避難する人々の姿もありました。地下が比較的安全だということであれば、衛生面が心配ですが、雨水貯留施設への避難も検討していただきたいと思います。以上です。


■3 消防行政に係る広域連携の検討について

<1回目>

 資料の3ページの10行目以降で、相互応援体制の迅速化として、例えば、救急出動について、現場到着時間を概ね3分間短縮することが可能となり、市東部地域の一部における市民サービスの向上が図られる、とされているんですが、茨木市摂津市と協力すれば、西部地域や南部地域でも、現場到着時間の短縮などが図れるのではないのでしょうか?島本町だけではなく、同じ大阪府ですし、茨木市摂津市とも、消防行政の広域連携はできないのでしょうか?お答えください。

⇒今回の報告は、島本町から、消防通信指令業務の共同運用など、一層の連携を求める旨の申入れがあったことを受け、検討を行ったものでございます。
 広域連携については、市民サービスの向上や事務の効率化の視点で、今後についても取り組んでまいります。

<2回目>

 あとは意見ですが、島本町と協力すれば、高槻市の東部地域において、救急出動の現場到着時間が短縮できて、それだけ市民の皆さんの生命や財産を守ることができるということです。そうであれば、西部地域・南部地域の市民の皆さんのためにも、茨木市摂津市との協力・相互応援体制も検討していただけないでしょうか?提案と要望をしておきます。


■4 令和4年4月の機構について

<1回目>

 令和4年4月から、街にぎわい部に、「将棋のまち推進課」を設置するということですが、なぜこの課を設置する必要があるのでしょうか?この課は何をするのでしょうか?

⇒令和4年4月の機構についてですが、将棋文化の更なる振興に向けた取組を一体的に推進するため、将棋に係る専門部署を新設するもので、将棋文化の振興に関すること、公益社団法人日本将棋連盟との連絡及び調整に関することを行ってまいります。

<2回目>

(1)高槻市内には、囲碁サロン・囲碁センターといった、いわゆる碁会所もありますが、囲碁の振興についても、この「将棋のまち推進課」で取り組むのでしょうか?それとも、囲碁の振興については別の課で取り組むのでしょうか?囲碁の振興に取り組むのは、どこの部署なのか、お答えください。
(2)高槻市内では、以前から、将棋教室や将棋サロン等を運営されている方もおられますが、そうした方々に対しては、「将棋のまち推進課」は、どういったことをされるのでしょうか?お答えください。
(3)たかつきDAYS(広報たかつき)令和4年3月号の裏表紙に、全面広告で、日本将棋連盟が、入会金2000円、受講料13000円等の有料で行う「子ども将棋高槻サテライト教室」の申し込み方法などが記載された広告が掲載されていました。将棋教室の方からは、民間事業者を追いやるものではないかといった声もありました。「将棋のまち推進課」は、公益社団法人日本将棋連盟との連絡及び調整に関することを行うということですが、日本将棋連盟と民間事業者との調整も行うのでしょうか?行うのであれば、どういうことをするのか、具体的にお答えください。

⇒繰り返しとなりますが、新しい部署では将棋に係る取組等を行うことにより、将棋文化の振興を推進し、囲碁を含め、その他の文化振興につきましては、これまで通り、文化スポーツ振興課で推進してまいります。
 なお、今回の報告は、機構と事務分掌に関することですので、具体的な業務の詳細については、お答えしかねます。よろしくお願いします。

<3回目>
 具体的な業務の詳細については、お答えいただけないということなので。以上にしておきます。