高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【高槻駅高垣線】家屋調査や買収を拒否し続けたら?


防災公園にされる京大農場の南側に隣接する道路・高槻駅高垣線に関する平成27年度の予算を繰り越すというので、それについても先日の本会議で質問しました。

資料によると・・・

関係機関との調整に不測の日数を要したこと、また、用地測量及び家屋調査において、地権者との協議に時間を要したことから繰越したもの。


・・・地元の方におききすると、断固として拒否されている方もいるとのこと。「家屋調査を拒否し続けた場合どうなるのか?強制収用の手続きを行うのか?」と市に尋ねると、「地権者の皆さま方に、丁寧な説明を行い、ご理解いただいて参りたい」との答弁。「ということは、市としては、説明を行うだけで、強制収用の手続きは行わないということですよね。」と念を押すと、「お答えしましたとおり、地権者の皆様に十分なご理解とご協力を賜って事業を進めてまいりたい」との答えでした。

議会で市役所がこう答えたわけですから、強制収用はしないと考えられます。もし強制収用をしたら、議会で嘘を吐いたとことになります。

以下は当日のやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もありますが、ご了承ください。

■報告第3号 平成27年度高槻市一般会計繰越明許費繰り越し状況報告について

<1回目>

1.高槻駅高垣線改良事業6200万円についてお聞きします。
 資料によると、「関係機関との調整に不測の日数を要したこと、また、用地測量及び家屋調査において、地権者との協議に時間を要したことから繰越した」とありますが、具体的にはどういうことなのでしょうか?「関係機関との調整」というのは、どこと、何の調整をしたのでしょうか?用地測量及び家屋調査については、どの地域のものが、どういった理由で、どれだけできていないのでしょうか?また、その完了はいつになるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒関係機関との調整につきましては、交通管理者、電気通信事業者、国等と道路の実施設計に係る協議・調整等を進めているものです。
 用地測量および家屋調査につきましては、八丁畷町の地権者の皆さま方に、本事業へのご理解を深めていただくため、時間をかけて個別に丁寧な説明に伺っております。
 なお、完了時期につきましては、来年1月を目途としております。

2.公園整備事業5086万円についてです。
 台風の影響で、公園墓地の斜面の一部が崩落し、道路の一部区間が通行禁止になっていますが、いつまでに、通行できるようになるのでしょうか?お答えください。

⇒災害復旧工事の工期は8月31日ですが、お盆までに通行止めを解除するべく、安全確保に努めながら取り組んでおります。

<2回目>

まず公園整備事業についてです。ぜひお盆に間に合うように工事をお願いします。これについては以上です。

次に、高槻駅高垣線改良事業について3点伺います。

(1)高槻駅高垣線は、八丁西町交差点で、府道である伏見柳谷高槻線と交差しています。高槻駅高垣線には道路の両側にそれぞれ幅1.5mの自転車通行空間を設ける予定ですが、伏見柳谷高槻線のほうには、そういった自転車通行空間がありません。自転車で、高槻駅高垣線から伏見柳谷高槻線に入る場合、どこを通ればいいのでしょうか?そういったことについては、大阪府や住民の方と、どのような協議や話し合いをされているのでしょうか?お答えください。

高槻駅高垣線におきましては、自転車通行空間を通行していただき、伏見柳谷高槻線につきましては、車道の左側端を通行していただくよう説明しております。

(2)事前の説明では、家に入らせていただけないお宅もあるということでした。家に入らせていただけないお宅は、どの地区に何件あるのでしょうか?お答えください。

⇒家屋調査につきましては、八丁畷町で8件を予定しております。

(3)完了時期は、来年1月を目途としているということですが、地権者の方が、最後まで家屋調査を拒否され続けた場合は、どうなるのでしょうか?市としては、収用の手続きを行うのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒地権者の皆さま方に、丁寧な説明を行い、ご理解いただいて参りたいと考えております。

<3回目>

1.自転車はどこを通行すべきか、周辺住民の方には説明をしているようですが、通行するのは周辺住民だけではありません。現地には何か表示・掲示をされるのでしょうか?お答えください。

⇒自転車通行空間につきましては、高槻市自転車まちづくり向上計画に基づき、路面表示等を実施する予定でございます。

2.家に入らせていただけないお宅は何件なのかとおききしたところ、「家屋調査につきましては、八丁畷町で8件を予定」しているという答弁でした。ということは、家屋調査を拒否している世帯が8件ということなのでしょうか?それとも違うのでしょうか?違う場合は何世帯の方が拒否をしているのでしょうか?明確にお答えください。

⇒家屋調査につきましては、拒否されているのではございませんで、地権者の十分なご理解を得て、家屋調査をするため、時間をかけて丁寧な説明を行っているものでございます。

3.最後まで家屋調査を拒否され続けた場合、どうなるのかとおききしたところ、「丁寧な説明を行い、ご理解いただいて参りたい」というような答弁をされました。ということは、市としては、説明を行うだけで、強制収用の手続きは行わないということですよね。それでよろしいでしょうか?明確にお答えください。

⇒2問目でもお答えしましたとおり、地権者の皆様に十分なご理解とご協力を賜って事業を進めてまいりたいと考えております。