高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【京大農場問題】TVでも報道。奥本市長は逃げずに説明せよ!

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今日の夕方6時半頃、朝日放送NEWSゆう+」の「ウラドリ」のコーナーで、京大農場の問題が特集されました。

特集の冒頭では、8年前の高槻市長選挙で当選を決め、選挙事務所で万歳する奥本市長の姿が映し出されました。

--現在3期目の奥本務高槻市長は、8年前、1つの目玉公約を大々的に掲げ、当選を果たしました。それがサッカースタジアム建設とガンバ大阪の誘致でした。

奥本市長「市民に夢を持たすということで、スポーツ公園とか、あるいはまた、文化施設とか、そういうものに、一番の市民の反応があったんじゃないかと思っております。」

市長自身が語るほど、この公約が当選の大きな要因になったのです。--



サッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致の公約は、単なる公約ではなく、選挙の勝敗を左右するほどの大きな目玉公約であったわけです。

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しかし、この公約に根拠がなかったのは明らか。発掘調査もしていない8年前の段階で、京大農場に遺跡がどれだけ・どの範囲に埋まっているのか、スタジアムを建設できるほどの面積を確保できるのか、なんて、超能力者でもないのですから、奥本市長に分かるわけがありません。

放送では、市民団体の憶測や、ガンバの不確かな希望的観測もあって、スタジアム建設の可能性について歯切れが悪い部分もありましたが、いずれにせよ、奥本市長が実現性について何の根拠もなく、この目玉公約を掲げたことは間違いありません。

市長は、テレビ局の取材の申し入れを拒否したとのこと。今城塚古墳の不可解な随意契約の時も、テレビのインタビューをドタキャンしましたが、都合が悪くなると、マスコミから逃げるのが奥本市長のやり方です(議会でももちろん私は何度もこの件について質問しました。しかし、市側ははぐらかしの答弁に終始し、奥本市長はもうすぐ引退・・・)。

以上のとおり、今日の放送でも、奥本市長が極めて無責任であるということは、浮き彫りになったかと思います。

単なるウソ公約ならまだマシだったのですが、放送されたとおり、高槻市は、京大農場を買取り、さらにはURの造る箱物も買取るという合意を、京大・URと結んでしまっている。市民がウカウカしていると、何百億もの税金・公金が支出されてしまうことになるのです(これを阻止するため先日住民監査請求をしました)。

奥本市長はちゃんと市民に説明しなければならないはずです。8年前、何を根拠に公約を掲げたのか?現在、ガンバ大阪との交渉はどうなっているのか?・・・議会でも逃げの答弁に終始し、マスコミの取材からも逃げているくらいですから、最後まで、市民やマスコミから、逃げに逃げて、逃げ回るつもりなんでしょうけれども。

奥本市長が逃げ回るなら、後継者の立候補予定者の方に、スタジアム建設の公約について説明を求めるしかないのかな?