高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

市バスで売上金不明・生活福祉でパソコン盗難

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今日は2つの不祥事が高槻市から公表されました。

1つは、市バスで、約4000万円の売上不明金があることが分かったというもの。もう1つは、生活保護の担当課である生活福祉課(当時)のパソコンが1台紛失したというものです。

市バスの売上不明金のほうですが、平成21年12月から平成23年2月までの間で、運賃箱が自動的に集計した金額のデータよりも、運賃箱から集金したお金が約4127万円少なかったというのです。

交通部に確認したところ、今年の1月頃まで気付かなかったというのですが、1か月換算でも100万円以上の多額の差異が出ていたわけですから、気付かなかったというのは、あまりにもおかしい。不自然過ぎます。

バスの運転手職員は、乗務終了後、運賃箱を、営業所にある精算機に入れるので、お金がいったん運賃箱に入ってしまったら、それに触ることはできません。

お金に触ることができるのは、精算機からお金を取り出す係の職員とのことです。

交通部に聞くと、運輸課の複数の職員が、お金を取り出す作業にあたっていたというのですが、一方で、精算機のある部屋の鍵の管理方法がうやむやであったようです。早朝や深夜にこっそりと1人で忍び込んで・・・という可能性もあるのではないでしょうか?

運賃箱のデータに誤りがある可能性もなくはないと言っていたのですが、もしそんなことがあれば、全国のバス事業者で問題になっているはずで、運賃箱のメーカーの信用も失墜しているはず。

また、精算機の監視を強化したところ、売上とデータの差異が小さくなったとも聞きました。

そうすると、職員が横領したか、第三者が盗んだか、どちらかとしか考えられません。

高槻市は、元検事の弁護士2名を「特別調査員」とし、調査依頼をするとしていますが、私はすぐに警察に相談すべきではないかと思います。普通に考えれば、元検事の方は頼もしいわけですが、濱田市長も元検事であり、身内=市職員に甘い調査を行うのではないかとも疑われます。

横領・窃盗の疑いが濃いのであれば、警察に相談し、指紋の採取や証拠隠滅を防ぐ手立てを講じてもらうべきではないかと思います。

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もう一つの生活福祉課でのパソコン盗難の件ですが、本日、高槻警察署に告訴状を提出し、受理されたとのこと。

行政ネットワークに接続していたノートパソコン1台が、昨年12月頃、何者かに盗まれたことが分かったので、被告訴人を氏名不詳とし、窃盗罪で告訴したそうです。問題発覚から4カ月も経っての発表というのは、遅すぎる!

実はこの件、事前に情報を得て、情報公開請求をしていたのですが、公文書が公開される直前に、市から発表となりました。私が情報公開請求をしたために、今回の動きになったのかもしれません。

パソコンが盗まれたのは、昨年6月頃とも聞いています。元生活福祉課長による例の生活保護費詐取事件の頃です。もしかすると証拠隠滅のために持ち出されたのかもしれません。個人情報が入っているおそれもあります。

2件とも、警察にしっかりと捜査していただきたいものです。


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こちらが盗難パソコンの情報公開の結果です。4月17日に情報公開請求したところ、4月27日に市は刑事告訴・・・5月1日に非公開通知というのは、やはり・・・
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