高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【たかつき観光大使】高槻やよいさんの等身大パネルは、知られざる「映えスポット」にこそ設置すべき

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今週月曜日(1月31日)の午前10時から高槻市議会の市街地整備促進特別委員会があり、委員の私も出席し、質問等したのですが、午後、病院に行くと、即入院となり、やっと今日退院できたので、今回はその委員会で述べたことについてご報告させていただきます。

高槻市は「富田まちなみ環境整備事業」として、富田の歴史的なまちなみの形成や維持のために、建築物等の修景助成を行っています。

以下は委員会で述べた意見・要望です。

先日も、現地に行ってきましたが、市の修景助成と、何よりも、それに取り組んでくださっている皆さんのおかげで、街並みに統一感が出てきている部分もあるように思いました。ゆくゆくは、滋賀県長浜市の黒壁スクエアのような観光地になることを期待しております。

富田のこうした街並みを、市外の皆さんに対して、効果的にPRできれば、訪れてくださる方も増えるのではないでしょうか?

修景事業に取り組んでくださっているお土産屋さんの店先には、富田小学校の子供たちが生み出してくれたという、富田商店街の妖精「とんちゃん」というオリジナルキャラクターのパネルが設置されていたんですが、この「とんちゃん」の横のあたりに、先日、たかつき観光大使になった「高槻やよい」さんの等身大パネルも設置すれば、ファンの方が訪れて、写真を撮って、SNSにアップもしてくださるでしょうし、富田の街並みのPRになるのではないでしょうか。

「高槻やよいさん」に関して、議会の議事録を検索してみると、ただ一人、私だけが、3回、取り上げていましたが、前々から、熱狂的な人気のあるキャラクターだと注目しておりました。今年1月20日に、高槻市観光協会や安満遺跡公園で、観光大使高槻やよい」さんのグッズの販売が開始されましたが、平日にもかかわらず、行列ができていましたし、ツイッターでも、ものすごい反響で、その集客力のすごさを、関係者の方々も、実感されたと思います。メルカリでは、グッズが、倍くらいの値段で転売もされていました。

けれども、せっかく観光大使になっていただいたのに、あまり観光につながっていないなと感じました。当日、観光協会や安満遺跡公園など、いろいろと見て回りましたが、今の状態では、せっかくファンの方々が、高槻市に来てくださっても、等身大パネルスマホで撮影して、グッズを買って、やよい軒で食事をして、終わりではないかと思います。

これではもったいないですよね。現在、高槻やよいさんの等身大パネルは、観光協会の中と、安満遺跡公園のパークセンターの中に設置されていますが、
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観光につなげるのなら、そういった屋内ではなく、観光地・観光スポットに置くべきです。富田のような、歴史的な街並みがある場所とか、紅葉のシーズンの神峯山寺(かぶさんじ)とか、市外の多くの方には知られていないけれども、スマホで撮影するにはうってつけの、いわゆる「映えスポット」になるような場所に、高槻やよいさんの、いろんなバージョンの等身大パネルを設置するべきです。お土産屋さんの前なら、一日店長として呼び込みをしているやよいちゃんとか、お寺や神社の前で、ほうきをもって掃除をしているやよいちゃんとか、温泉や銭湯の前で、お風呂上りな感じのやよいちゃんとか。盗難防止策を講じる必要はありますが、ファンの方々も、いろんな所で様々な活躍をしているやよいちゃんの姿を見たいのではないでしょうか。その画像がSNSにアップされれば、ファン以外の方にも、高槻市の観光地がアピールできるわけです。

グッズも、可能であればですが、高槻市内の民間の事業者の方のアイデアを募って、いろいろと作ってみるべきだと思いますし、やよいちゃんといえば「もやし」らしいんですが、もやしを使った、やよい定食とか、やよいラーメンとか、バンダイナムコさんや著作権者の方のライセンス・許可次第ですが、せっかくのチャンスですので、市内の事業者・飲食店が、チャレンジできるような環境を整えるべきだと思います。

高槻まつりの舞台にスマホをかざすと、舞台の上で、歌って踊っているやよいちゃんを観ることができるとか、そういうVRでもいいですし、まずは、等身大パネルの類を、富田の歴史的な街並みなどの、知る人ぞ知る「映えスポット」に、知られざる「映えスポット」に、設置するなど、先ほど申し上げたことに、できるだけ早く、取り組むべきです。提案と要望をしておきます。



以下は委員会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをご了承ください。

■案件2 富田地区のまちづくりについて

高槻市議会の市街地整備促進特別委員会・単独施工と同時施工の構造形式

<1回目>

 まず、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化検討について伺います。
 5ページの「令和3年度の検討内容」には、単独施工と同時施工の構造形式の概略図が描かれていまして、これまで、「単独施工の構造形式」について、「本線を仮線に切り替え、既設線部に高架橋を施工し、本線を戻す『仮線方式』で検討」していたけれども、「同時施工の構造形式」について、「『仮線方式』と『別線方式』の組み合わせが事業費や工期の面で優位性が発揮できるとJR西日本から提案を受け、勉強会で検討を開始」したと記載されています。
 これについて3点伺います。
(1)「事業費や工期の面で優位性が発揮できる」ということですが、具体的には、何円くらい削減できるのでしょうか?事業費は何円にできるのでしょうか?また、工期については、何年間のものを、何年間に短縮できるのでしょうか?お答えください。
(2)事業費は、どこが、どれだけの割合を負担することになるのでしょうか?高槻市の負担はどれだけになるのでしょうか?お答えください。
(3)仮線にせよ、別線にせよ、現在の線路とは別の場所に線路を設けることになりますが、これらは全てJRの敷地内に設置できるのでしょうか?それとも、民地等を買収する必要があるのでしょうか?お答えください。
 また、民地を買収する場合、強制執行は可能なのでしょうか?お答えください。

【答弁】
 1点目から3点目のJR京都線の鉄道高架化に関しては、現在、本事業の実現に向けて、大阪府をはじめとする関係者とともに検討しており、お尋ねの内容については、現時点では不明です。

<2回目>

(1)類似の事例についておききします。
阪急高槻市駅周辺の高架化については、15年から16年かかったと聞きましたが、実際にはどうだったのでしょうか?交渉や計画には何年かかったのでしょうか?工事や用地買収には何年かかったのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、JR高槻駅のホーム柵の使用が開始されたという報告もありましたが、これについては、どこが、どれだけの費用負担を行ったのでしょうか?
JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化についても、同じような割合で、費用負担を行うことになるのでしょうか?お答えください。
(2)高架化がされれば、JR摂津富田駅周辺の高架下に、商業施設や駐輪場などを設けることも可能なのでしょうか?可能なのであれば、どれくらいの面積が有効活用できるのでしょうか?お答えください。

【答弁】
 阪急高槻市駅周辺の連続立体交差事業については、昭和54年に事業認可を経て、用地買収や工事に着手し、平成6年に完成したものです。
次に、JR高槻駅ホーム柵については、対象事業費に対し、国が1/3、大阪府と市がそれぞれ1/6を上限に費用負担しております。また、鉄道高架化事業の負担割合や高架下の活用については、今後の検討によるものです。

<3回目>

 あとは意見と要望だけにさせていただきます。

 先ほどのご答弁では、具体的なお答えは何もありませんでしたが、資料によると、JR西日本のほうから、事業費や工期の面で優位性が発揮できるということで、「同時施工の構造形式」についての提案があったということです。JR西日本から、「仮線方式」と「別線方式」の組み合わせという、具体的な工事のやり方の提案等があったということで、事業が前進するのではないかという印象を受けました。
 富田村踏切や赤大路踏切は、国の基準で「開かずの踏切」となっています。実際の状況を見ても、大変危険な踏切だということは、釈迦に説法で、皆さんよくご存知のことだと思いますが、この踏切の問題を解消するためにも、また、高架下の有効活用も見込めると思いますので、JR西日本、国、大阪府茨木市等の関係各機関、関係団体と協力して、今後も、事業の推進に努めてください。よろしくお願いいたします。

 それから、富田まちなみ環境整備事業についてですが、富田の歴史的なまちなみの形成や維持のために、建築物等の修景助成を、これまで計5件行ってきたということです。
 先日も、現地に行ってきましたが、市の修景助成と、何よりも、それに取り組んでくださっている皆さんのおかげで、街並みに統一感が出てきている部分もあるように思いました。ゆくゆくは、滋賀県長浜市の黒壁スクエアのような観光地になることを期待しております。
 富田のこうした街並みを、市外の皆さんに対して、効果的にPRできれば、訪れてくださる方も増えるのではないでしょうか?修景事業に取り組んでくださっているお土産屋さんの店先には、富田小学校の子供たちが生み出してくれたという、富田商店街の妖精「とんちゃん」というオリジナルキャラクターのパネルが設置されていたんですが、この「とんちゃん」の横のあたりに、先日、たかつき観光大使になった「高槻やよい」さんの等身大パネルも設置すれば、ファンの方が訪れて、写真を撮って、SNSにアップもしてくださるでしょうし、富田の街並みのPRになるのではないでしょうか。
 「高槻やよいさん」に関して、議会の議事録を検索してみると、ただ一人、私だけが、3回、取り上げていましたが、前々から、熱狂的な人気のあるキャラクターだと注目しておりました。今年1月20日に、高槻市観光協会や安満遺跡公園で、観光大使高槻やよい」さんのグッズの販売が開始されましたが、平日にもかかわらず、行列ができていましたし、ツイッターでも、ものすごい反響で、その集客力のすごさを、関係者の方々も、実感されたと思います。メルカリでは、グッズが、倍くらいの値段で転売もされていました。
 けれども、せっかく観光大使になっていただいたのに、あまり観光につながっていないなと感じました。当日、観光協会や安満遺跡公園など、いろいろと見て回りましたが、今の状態では、せっかくファンの方々が、高槻市に来てくださっても、等身大パネルスマホで撮影して、グッズを買って、やよい軒で食事をして、終わりではないかと思います。
 これではもったいないですよね。現在、高槻やよいさんの等身大パネルは、観光協会の中と、安満遺跡公園のパークセンターの中に設置されていますが、観光につなげるのなら、そういった屋内ではなく、観光地・観光スポットに置くべきです。富田のような、歴史的な街並みがある場所とか、紅葉のシーズンの神峯山寺(かぶさんじ)とか、市外の多くの方には知られていないけれども、スマホで撮影するにはうってつけの、いわゆる「映えスポット」になるような場所に、高槻やよいさんの、いろんなバージョンの等身大パネルを設置するべきです。お土産屋さんの前なら、一日店長として呼び込みをしているやよいちゃんとか、お寺や神社の前で、ほうきをもって掃除をしているやよいちゃんとか、温泉や銭湯の前で、お風呂上りな感じのやよいちゃんとか。盗難防止策を講じる必要はありますが、ファンの方々も、いろんな所で様々な活躍をしているやよいちゃんの姿を見たいのではないでしょうか。その画像がSNSにアップされれば、ファン以外の方にも、高槻市の観光地がアピールできるわけです。
 グッズも、可能であればですが、高槻市内の民間の事業者の方のアイデアを募って、いろいろと作ってみるべきだと思いますし、やよいちゃんといえば「もやし」らしいんですが、もやしを使った、やよい定食とか、やよいラーメンとか、バンダイナムコさんや著作権者の方のライセンス・許可次第ですが、せっかくのチャンスですので、市内の事業者・飲食店が、チャレンジできるような環境を整えるべきだと思います。
 高槻まつりの舞台にスマホをかざすと、舞台の上で、歌って踊っているやよいちゃんを観ることができるとか、そういうVRでもいいですし、まずは、等身大パネルの類を、富田の歴史的な街並みなどの、知る人ぞ知る「映えスポット」に、知られざる「映えスポット」に、設置するなど、先ほど申し上げたことに、できるだけ早く、取り組むべきです。提案と要望をしておきます。以上です。