高槻市では、国の地方創生政策の一つである「地域支援交付金」を活用して、販売価格よりも大きな金額の買い物ができる、いわゆる「プレミアム商品券」を発行するとのこと。1000円で「プレミアム商品券」を買えば、1200円の買い物ができるといった感じです(ただし価格は未定)。
これで消費を喚起しようというわけですが、無策では、地域振興券や定額給付金のように、あまり効果を上げられず、バラマキに終わってしまう。
京都府は、介護保険サービスを利用せずに満90歳を迎えた人に3万3000円分のプレミアム商品券を無料で配ったということです。健康で長生きすれば、こういう特典があるから、健康でいられるように、がんばろうかなというインセンティブが働くわけですよね。神奈川県秦野市の商工会議所は、プレミアム商品券が購入できるのを、「前年比で15%以上の節電」を達成した家庭だけとしました。こうやって、節電を呼び掛けたわけです。「高槻市でも何か独創性のあるプレミアム商品券にしようという考えはないのでしょうか?」と先日の議会で質問したのですが、これから検討していくとのこと。
せっかくプレミアム商品券を発行するのなら、高槻市の課題に合わせたもの、たとえば、少子化対策や高齢化対策つながるような条件を設定すべきではないかと、議会で提案しました。皆さんも何か良いアイデアがあれば、高槻市役所に教えてあげてください。
以下は議会での質問と答弁の内容です。原稿とメモに基づいているので実際と異なる部分があることをご了承ください。
■3月議会・補正予算・プレミアム商品券
<質問1>
1.プレミアム商品券を発行するということですが、どこで買うことができるのでしょうか?1人当たりの購入上限額はあるのでしょうか?上限額がある場合、1人当たりの購入金額の累計をどのようにチェックするのでしょうか?どれくらいの市民の方に行き渡るのでしょうか?どれくらいの商店で使えるのでしょうか?百貨店や大手スーパー、ネット通販などでも使えるのでしょうか?
2.プレミアム商品券の購入希望者が多い場合には、抽選や追加発行を行うのでしょうか?
3.高槻市としての独自性は何かないのでしょうか?京都府は、介護保険サービスを利用せずに満90歳を迎えた人に3万3000円分のプレミアム商品券を無料で配ったということです。健康で長生きすれば、こういう特典があるから、健康でいられるように、がんばろうかなというインセンティブが働くわけですよね。神奈川県秦野市の商工会議所は、プレミアム商品券が購入できるのを、「前年比で15%以上の節電」を達成した家庭だけとしました。こうやって、節電を呼び掛けたわけです。高槻市でも何か独創性のあるプレミアム商品券にしようという考えはないのでしょうか?
4.プレミアム商品券の発行は、今後も継続するのでしょうか?
<答弁>
プレミアム商品券についての、ご質問にご答弁申し上げます。
現在、事業がより円滑に実施できますよう、国の交付金の考え方等に基づきまして、販売内容、対象事業者等を含め検討を進めており、今後、早急に決定してまいる予定でございます。
<質問2>
早急に決定する予定とのことですが、いつまでに決定されるのでしょうか?
<答弁>
事業内容の決定時期でございますが、今後、早急に検討し、事業開始に支障をきたさないように取組んでまいります。
<意見>
先ほど申し上げましたとおり、他の自治体などでは、健康や長寿、節電といったことにインセンティブの働くようなプレミアム商品券を発行しました。何もインセンティブのないものであれば、単なるバラマキになってしまう可能性が高いと思います。高槻市の課題に合わせたもの、たとえば、少子化対策や高齢化対策つながるような条件を設定すべきではないでしょうか。以上、提案して質問を終わります。