高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【高槻市交通部が労基法違反】研修の一部に是正勧告

高槻市は未だに公表していませんが、また労働基準監督署から、交通部が、労基法違反を認定され、是正勧告を受けました。

バス運転業務に関する研修の一部について、労働時間が特定されていないとして、「バス運転業務と研修の受講時間を合わせて1日8時間を超える部分については25%の割増賃金が発生する旨の是正勧告」があったとのこと。

やはり、平成28年度は、研修大失敗だったわけです。

それにしても、当時の交通部の部長も現在の管理者も、本庁の人事課長・人事室長といった要職を歴任するなど、人事畑が長かったにもかかわらず、なぜ労基法違反になるということが、事前に分からなかったのでしょうか?

以下は交通部の営業所に貼り出された通知の内容です。

事務連絡
平成29年11月10日

乗務員各位

総務課長

平成28年度中に受講した研修に係る時間外手当の支給について

 みだしのことについて、バス運転業務に係る研修については、平成28年度から年間所定労働時間内で実施しましたが、茨木労働基準監督署から、交通部の従来の方法(事前に研修日程を周知し、その日程の中から乗務員各自で選んで受講する方法)では、労働時間が特定されておらず、所定労働時間とは言えないとして、バス運転業務と研修の受講時間を合わせて1日8時間を超える部分については25%の割増賃金が発生する旨の是正勧告がありました。(平成28年度中のものに限る。1日8時間以上であっても事前に日時が特定されている研修分は非該当)
 つきましては、平成28年度中に受講した研修の内、当該割増賃金の該当分については、平成29年11月15日支給予定の給与(報酬)にて支給します。支払い金額等の詳細については、給与(報酬)支給時に個別に通知します。



【駐車場訴訟】次回は来年1月19日

本日11時30分から、大阪地方裁判所で、駐車場訴訟の弁論準備がありました。今回、準備書面等を用意していましたが、弁護士さんに代理人を急遽依頼したこともあり、陳述等を留保しました。

次回は来年1月19日となりましたが、弁論準備のため傍聴できません。

【遅刻救済訴訟】次回は来年1月26日に証人尋問

本日は、大阪地方裁判所で、10時20分から遅刻救済訴訟の第14回口頭弁論がありました。

次回は来年1月26日14時から、証人尋問が行われます。大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。

【行政視察】糸魚川市と長岡市へ




平成29年11月1日と2日の2日間、高槻市議会・総務消防委員会の行政視察で糸魚川市長岡市へ。動画にもまとめたのでよろしければご覧ください。

視察項目は、糸魚川市が「大規模火災に対する消防活動について」、長岡市が「災害時の中山間地における孤立集落対策について」。担当職員の皆様には大変お世話になりました。

糸魚川市では昨年12月、大規模な火災がありました。強風や、フェーン現象による湿度の低下(急に気温が上昇したために空気が乾燥)という気象上の不運が重なり、火元のラーメン店から100m以上離れた場所へも飛び火したため、広域で火災が発生。鎮火に30時間を要しました。

教訓としては、①とにかく火を出さない、②早い119番、③早い初期消火、④早い避難、⑤大火の伝承、とのこと。現在の建築基準法以前の木造住宅の多い密集地では、飛び火を防ぐことは難しい、つまり建物等のハード対策は困難なので、啓発等のソフト対策を充実させたいということでした。

また、自分たちの街の消防上の備えだけではなく、近隣自治体の消防組織や民間企業、自衛隊、警察等の協力も、大規模な災害の場合には必要不可欠なので、いざという時のために、普段から顔つなぎをしていることや合同訓練をすることも重要だそうです。

長岡市では、平成16年7月13日に新潟豪雨、同じく平成16年10月23日には新潟県中越大震災が。中山間地の孤立集落対策については、道路が寸断された場合には、支援物資等は自衛隊のヘリ等で空輸してもらうしかないとのこと。中山間地では、特に備蓄品を十分にしておくことが大事だと感じました。

災害対策本部会議室で説明を受けたのですが、そこでは、監視カメラで、河川や道路の状況がライブで把握できるようになっていました。その画像は一般市民もウェブで見ることができるようになっています。費用について尋ねると、カメラが1か所100万~300万円、サーバーが数百万円、維持管理費が年300万円とのこと。豪雨時等に河川や道路の状況が分からずに、災害に巻き込まれてしまうケースもあるので、高槻市でも導入を検討してもよいのではないかと思います。

両市で共通して聞かれたのは、災害が起きても、市民の皆さんになかなか避難行動をとってもらえないこと。糸魚川市では、行政無線で避難した人は一人もおらず、制服を着た警察官や自衛官が戸別訪問をして、やっと避難してもらえたとのこと。長岡市の職員の方は、こうした心理状況を「正常性バイアス」とおっしゃっていましたが、行政側だけでなく、市民の皆さんの側も、災害時の心理状況を理解する必要があるのではないかと考えさせられました。

【市道不法占拠訴訟】次回は12月5日

本日は11時から、大阪地方裁判所で、市道等の不法占拠に関する住民訴訟の弁論準備がありました。

次回は12月5日ですが、弁論準備のため、傍聴できません。

【高槻市バス売上金不明訴訟】次回は11月9日

今日は大阪地方裁判所で、14時から高槻市バス売上金不明訴訟の弁論準備がありました。

次回は11月9日ですが、弁論準備のため、傍聴はできません。

【水利権補償金訴訟】次回は12月8日

今日は大阪地方裁判所で、10時10分から水利権補償金訴訟の第2回口頭弁論がありました。

次回は12月8日10時からとされましたが、変更になるかもしれません。法廷は、大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。

【救急活動公開請求訴訟】本日第1回口頭弁論が。次回は11月22日。

救急活動記録票

大阪府三島救命救急センターの移転の妥当性を検証するためには、移転前後の救急車の到着時間を知る必要があるはずです。ところが、今年の3月議会等で質問をしても、高槻市はまったく答弁しませんでした。

救急車の到着時間に関するデータがないわけではありません。データについて、以前、消防本部の職員に確認したところ、その存在を認めたので、請求内容を「救急自動車による救急出動に関する電磁的記録(搬送先の医療機関等の名称を含む。平成23~29年度分)」として、情報公開請求しました。

ところが、消防長は、個人情報であることを理由に、全てを公開しないとして「公文書非公開決定通知書」を交付しました。

どんなデータなのか、項目だけでも教えてほしいと頼むと、「救急活動記録票」をもってきてくれました(上の図はその一部です)。確かに個人情報は含まれていますが、それを除けば公開できるはず。

情報公開審査会に審査請求をするという手段もありましたが、時間がかかる可能性もあるので、裁判をすることに。平成29年8月22日に提訴しました。

今日は大阪地方裁判所で、13時20分から第1回口頭弁論があり、訴状と答弁書をそれぞれ陳述。次回は11月22日13時20分から大阪地裁1007号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。

【高槻市バス売上金不明訴訟】次回は10月24日

今日は大阪地方裁判所で、13時10分から高槻市バス売上金不明訴訟の弁論準備がありました。

次回は10月24日ですが、弁論準備のため、傍聴はできません。

【保育所・幼稚園の民営化】保護者への丁寧な説明を

 


2つの保育所(芥川保育所・柳川保育所)と3つの幼稚園(磐手幼稚園・清水幼稚園・日吉台幼稚園)の民営化については、先日ブログに書いたとおり、選定委員会の設置に関する条例案の本会議質疑の際に質問しました。この議案に私は反対しましたが、残念ながら賛成多数で可決されてしまいました。

しかし、まともに答弁されなかったことや、さらなる疑問点もあったので、9月議会の一般質問でも取り上げました。

以下はそのやり取りです。原稿とメモに基づいているので、不正確な部分もあることをお許しくさい。

■2.保育所等の民営化等について

<1回目>

(1)附属機関条例の改正に関する資料には、平成30年9月に、「建物無償譲渡議案上程予定」とあります。これはどういった法令上の根拠に基づいて行われるのでしょうか?お答えください。
 また、建物は誰に対して無償譲渡されるのでしょうか?誰の資産になるのでしょうか?土地は市有地のままなのでしょうか?お答えください。

⇒土地・建物の処分方法については、今後の選定委員会の審議を踏まえて決定してまいります。

(2)保育所での与薬については、与薬依頼票というものがあって、場合によっては保育所で与薬をしてもらえるようです。間違いないでしょうか?お答えください。
 また、民間では、与薬はしていただけないのでしょうか?公立とはどのように違うのでしょうか?お答えください。

保育所等における与薬については、公立であっても民間であっても原則としてできません。しかし、与薬を行わなければ症状が極端に悪化するなどの場合に限り、医師の指示書等の提出などの一定要件を満たした場合にのみ行えますが、これは、公立、民間ともに同様の取扱いでございます。

(3)公民の休所日・休園日の違いに関してですが、民間の休日については、市のサイトを見ると、次年度の準備として、3月31日を半日で終わったり休んだりしていますし、「日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日から1月3日)以外の休園日につきましては、別途園にご確認下さい。」と書かれていて、園ごとに独自の休園日が設けられているようです。このことに間違いはないでしょうか?お答えください。
 また、公民の休所日・休園日には、具体的にどれだけの違いがあるのでしょうか?お答えください。

⇒民間であっても、休園日は公立と同じですが、3月31日に翌年度準備を行う場合など、保護者の協力のもとで休園日としている園もございます。

(4)選定委員会の委員には、保護者にもなっていただくということですが、保護者の委員のなり手がいない場合にはどうなるのでしょうか?選定委員会は開かれないのでしょうか?お答えください。

⇒委員委嘱や委員会の開催については、計画どおり、平成32年度の民営化を目指して取り組んでまいります。

(5)保護者向けの説明会では、選定委員会の議案について「上程していいですか?」といった問いかけを市側がしたということです。先日もおききしましたが、具体的な答弁はありませんでした。「上程していいですか?」という発言があったということは、事実だということで、よろしいですね?お答えください。
 また、市として、この発言に関して、どのように考えているのか、見解をお聞かせください。

⇒保護者説明会での対応については、保護者の皆様に丁寧に説明しながら進めているものでございます。 

<2回目>

(1)答弁がなかったので、あらためておききします。附属機関条例の改正に関する資料には、平成30年9月に、建物無償譲渡議案上程予定とあります。これはどういった法令上の根拠に基づいて行われるのでしょうか?お答えください。
(2)この建物無償譲渡では、建物は誰に対して譲渡されるのでしょうか?誰の資産になるのでしょうか?土地は市有地のままなのでしょうか?お答えください。
(3)無償譲渡ではなく、無償での貸付など、市が建物の所有権を維持したまま使用させることはできないのでしょうか?お答えください。

⇒資料のスケジュールについては、他市事例を参考に今後の予定としてお示ししたものであり土地・建物の処分方法については、今後の選定委員会の審議を踏まえて決定してまいります。

(4)民間の休園日については、保護者の協力のもとだということですが、公立よりも休園日の多い園もあるということだと思います。民営化後、休園日はどうなるのでしょうか?公立のときと同じにしていただけるのでしょうか?お答えください。

⇒民間であっても、休園日は公立と同じでございますが、民間施設では、保護者の協力のもとで休園日を設定される場合もあります。

(5)選定委員会の委員についてもお答えがなかったので、あらためておききしますが、保護者の委員のなり手がいない場合にはどうなるのでしょうか?選定委員会は開かれないのでしょうか?お答えください。

⇒委員委嘱や選定委員会の開催については、計画どおり、平成32年度の民営化を目指して取り組んでまいります。

(6)保護者向けの説明会では、選定委員会の議案について「上程していいですか?」といった問いかけを市側がしたということについてもお答えがなかったので、あらためておききします。
 「上程していいですか?」という発言があったということは、事実だということで、よろしいですね?お答えください。
 また、市として、この発言に関して、どのように考えているのか、見解をお聞かせください。

⇒保護者説明会での対応については、様々なご意見がある事を把握しているなかで、保護者の皆様のご意見やご質問に対し、丁寧に説明しながら進めているものでございます。

<3回目>

 建物の無償譲渡の法令上の根拠すら示せないというのは、おかしいんじゃないですか?土地・建物の処分方法は、選定委員会の審議を踏まえて決定するということですけど、保護者も入った選定委員会で、そんなことを審議するんでしょうか?保護者はどう判断したらいいんでしょうか?
 与薬については先日の本会議では、原則としてお薬のお預かりはしていないという答弁だけでした。しかし、保護者の方から、それはおかしい、与薬をしてもらってますよ、ということで、さらに情報提供があったんですが、民営化を、保護者も納得のうえで、やりたいのであれば、そういうところもきっちりと説明すべきじゃないんでしょうか?
 民間の休園日については、やはり公立より多いということですよね。
 民営化しても、少なくとも、与薬や休園日については、公立のときと同じにしてください。要望します。
 これまでのご答弁からすると、保護者向けの説明会で、選定委員会の議案について「上程していいですか?」と発言したことは間違いないようです。そう言っておきながら、保護者の同意を得ずに議案を上程したわけですから、保護者が裏切られたと感じても不思議ではありません。そのことについては保護者に対して素直に謝罪すべきですし、今後は保護者が本当に納得のいくように、しっかりと説明して理解を得てください。要望しておきます。
 それから最後に1点質問ですが、民間で耐震化のための建て替えをすれば、国等からたくさん補助金をもらえる、つまり、民営化は、経費節減のためでもあるということですが、一方で、建物を無償で譲渡するともしています。建物を失うと、その分、市の財産がなくなるわけですが、どういう損得勘定なのか、保護者の皆さんにもご理解いただけるように、詳しく教えてください。

⇒民営化については、保護者ニーズの多様化などに対応するもので、施設整備において、国の補助制度を利用できる民間を活用するものです。また、土地・建物等の財産処分につきましては、今後の選定委員会の審議を踏まえて決定してまいります。

【三島救命救急センター移転】移転先候補は一方通行沿い?

9月議会では大阪府三島救命救急センターの移転先候補が示されました。大阪医科大学附属病院の中ほどで、一方通行の道路にしか面していない場所です。

大阪府三島救命救急センターの移転先候補

一般質問で、そのことについても質問しました。以下はその時のやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをご了承ください。

■3.大阪府三島救命救急センター等について

<1回目>

(1)情報公開された文書を見ると、今年の5月23日に行われた大阪府三島救命救急センター移転に係る第1回意見交換会の会議録には、主な意見の中に「限られた時間や財源の中で関係者の意見を聞いて早めに結論を出したい」というものがあります。しかし、6月の福祉企業委員会の資料には、その部分だけが抜け落ちていました。何故なのでしょうか?お答えください。
 また、誰がこれを言ったのでしょうか?お答えください。
 「限られた時間」や「限られた財源」というのは、具体的には、どれだけの期間、どれだけの金額なのでしょうか?お答えください。
 「早めに結論を出したい」ということですが、具体的に、いつまでに結論を出したいと言っているのでしょうか?お答えください。

⇒「限られた時間や財源の中で関係者の意見を聞いて早めに結論を出したい」という意見については、第1回意見交換会の中で出たご意見を踏まえたものでございます。
 「限られた時間」や「限られた財源」、「早めに結論を出したい」という言葉は具体的に期限や金額を示したわけではありません。

(2)先日の福祉企業委員会では、移転候補の場所は「病院新本館A棟」だと、具体的に示されました。しかし、大阪医科大学からは3か所の候補が示されたということです。残りの2か所はどこなのでしょうか?お答えください。
 また、なぜ「病院新本館A棟」に決定したのでしょうか?お答えください。

大阪医科大学から救命救急センターの設置場所として示されたのは、北西キャンパス及び本部キャンパス内立体駐車場、病院新本館A棟の3か所です。「病院新本館A棟」以外の2か所は、代替地・代替施設の課題があることから、「病院新本館A棟」が現実的候補であることを確認したところでございます。

(3)「病院新本館A棟」は、大阪医科大学附属病院の中ほどにあって、しかも一方通行沿いにあります。救急車のルートは具体的にどのようになるのでしょうか?お答えください。
 また、現在、附属病院の救急車の出入り口と停車位置は、阪急高槻市駅側、つまり、病院の南側になっていますが、それと比べると、「病院新本館A棟」への救急車の到着時間は、何分何秒、違ってくるのでしょうか?具体的にお答えください。
 あるいは、救急車を停める場所は変わらずに、病棟の中を、患者をストレッチャーに乗せて、運ぶのでしょうか?運ぶのであれば、そのルートや時間はどうなるのでしょうか?お答えください。

⇒救急搬送については、複数の経路から進入できるよう検討を進めているところです。

(4)福祉企業委員会協議会の資料を見る限り、救急車の到着時間や、ドクターカー、初期救急を担う夜間休日応急診療所のことが、何も書かれていません。これらについては、意見交換会等で、何の議論も意見もなかったのでしょうか?あったのであれば、どういうものがあったのでしょうか?具体的にお答えください。

ドクターカーや高槻島本夜間休日応急診療所については課題の一つとして、救命救急センター移転検討の進捗をみながら、今後、検討していく必要があるとの意見がありました。

<2回目>

(1)「限られた時間や財源の中で関係者の意見を聞いて早めに結論を出したい」という意見を言われた方は、それなりの根拠があるからこそ、こういった発言をされたのではないのでしょうか?市としては、時間・期限や財源について、どれだけに限られていると認識しているのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒1問目で答弁しましたとおり、「限られた時間」や「限られた財源」、「早めに結論を出したい」という言葉は具体的に期限や金額を示したわけではなく、第1回意見交換会の中で出たご意見を踏まえたものでございます。

(2)「病院新本館A棟」は、いつ完成するのでしょうか?お答えください。
 また、市や外郭団体は、その建設等について、どれだけの費用負担をするのでしょうか?お答えください。
(3)そこに三島救命救急センターが移転すると、大阪医科大学附属病院の救急医療部はどうなるのでしょうか?医大としては救急患者や救急車を受け入れないようになるのでしょうか?具体的にお答えください。
(4)ドクターカーや高槻島本夜間休日応急診療所については、救命救急センター移転検討の進捗をみながら、検討していく必要があるとの意見があったということですが、市としては、これらについて、どうするべきだと考えているのでしょうか?「病院新本館A棟」という具体的な移転先が示されたわけですけれども、ドクターカーや夜間休日応急診療所については、どういった課題があると考えているのでしょうか?具体的にお答えください。
(5)「病院新本館A棟」への救急搬送については、複数の経路から進入できるよう検討を進めているということです。具体的にはどういうルートなのか、お答えください。
(6)お答えがありませんでしたので、あらためておききしますが、現在、附属病院の救急車の出入り口と停車位置は、阪急高槻市駅側、つまり、病院の南側になっていますが、それと比べると、「病院新本館A棟」への救急車の到着時間は、何分何秒、違ってくるのでしょうか?それぞれのルートについて、具体的にお答えください。
(7)ルートを変えるということは、道路を広げるということになるのでしょうか?道路を広げるというのなら、どこを、どれだけ広げるのでしょうか?お答えください。
 また、それには、どれだけの用地買収費や工事費などがかかるのでしょうか?時間はどれだけかかるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒2点目から7点目の、費用負担、医療体制、搬送ルート、ドクターカー事業及び高槻島本夜間休日応急診療所等については、今後、公益財団法人大阪府三島救急医療センター、学校法人大阪医科薬科大学大阪府茨木市摂津市島本町、本市の高槻市や、医師会等の関係者も参加する意見交換会の中で議論をしてまいりますので、その内容を必要に応じて議会にご報告させていただきます。

<3回目>
 まず、「限られた時間」や「財源」についてですが、金額的なシミュレーションくらい、ある程度はされているんじゃないでしょうか?そういうものがなければ、3市1町が将来的にどれくらいの支出をしなければならないのか、まったく分からないわけですから、財政計画も組めないでしょう。もし本当にないんだったら、3市1町の幹部の皆さんは、どうかしてるなと思います。
 「限られた時間」というのは、三島救命救急センターの時間ではなくて、むしろ、医大のほうの時間ではないのでしょうか?建物を巨費を投じて建てる計画をされているわけですから、建物ができたら、すぐにテナントに入ってほしいというのが普通でしょう。三島救命救急センターについては、耐震化は必要ですけど、何年後までにしないといけないとか聞いたことはありませんし、「限られた時間」というのは、医大の都合についての発言ではないのでしょうか?
 移転候補に決まったという「病院新本館A棟」は、奥まった場所にあって、一方通行の道路にしか面していないんですけど、医大から示された残りの2案の北西キャンパスと本部キャンパス内の立体駐車場は、両方とも高槻駅高垣線に面しています。いずれにせよ、国道には面していないし、駅前のエリアなので、現在の三島救命救急センターの場所より、救急車の到着の平均時間が遅くなるのではないかと心配ですが、それにしても、なぜ一方通行沿いなのか不思議です。2案の代替地・代替施設の課題というのは、案を出す前から分かっていたんじゃないですか?最初から「病院新本館A棟」ありきだったんじゃないですか?
 こうしたことについて、何かおっしゃりたいことがあれば、答弁をよろしくお願いします。議事録や客観的なデータ、シミュレーションをすべてオープンにしていただけるのなら、こんなことを訊く必要もないのかもしれません。
 救急搬送の経路はこれから検討するということですけど、1分1秒の遅れが患者の命を左右する救命救急センターの移転であれば、救急車の経路や到着時間の課題をまずクリアすべきだったはずです。それをこれから検討しますとか、どれくらい時間がかかるのか、同じ医大の敷地の附属病院と比べて、どれだけ時間が変わるのか、ということにも答えないのは、市民の命を軽視しているとしか言いようがありません。
 これまで高槻市が誇りにしてきたドクターカーや夜間休日応急診療所についても、何も答えていただけない。答弁を聞く限り、意見交換会の中での議論の一部だけしか福祉企業委員会の協議会で報告していないみたいですが、それは報告じゃなくて、情報操作じゃないですか。議論をすべて公開していただけないと、その議論の妥当性を議会で検証できないはずです。こういう意見交換会の結果だけを聞かされて、賛成しろと言われても、普通は無理ではないでしょうか?
 
⇒(答弁要旨)意見交換会の中で議論し、その内容を必要に応じて議会に報告する。



これまでの関連するブログの記事です。
2017年03月08日 【三島救命救急センター移転】人命を軽視?不可解な大阪医科大学敷地への移転
2017年06月24日 【三島救命救急センター移転】単独型を市外にもPRしているのに、移転後は併設型に?
2017年06月25日 【三島救命救急センター移転】「高槻まつり」もされる駅前に移転する愚かさ

【テニスコート訴訟控訴審】判決言渡しは11月30日

高槻水みらいセンターのパンフレット

本日、大阪高等裁判所で、14時から、テニスコート訴訟控訴審の第3回口頭弁論がありました。

今回で弁論終結となり、判決言渡しが11月30日13時15分から、大阪高裁81号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。

今日大阪府側から提出された高槻水みらいセンターのパンフレットの表紙の写真には、問題のテニスコートなども写っていました。府側は発見が難しかったと言いますが、航空写真まで持っていたのなら、簡単に発見できたのではないかと思います。