高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

豊中市では午前7時から小学校で児童の見守り。高槻市でも実施を。

高槻市立のある小学校。校門は開いているが、児童は8時までは学校に入れてもらえず、8時頃には百人弱の児童が校門付近にたむろする状態に。

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

以前、校門が開いているにもかかわらず、午前8時まで児童は学校に入れず、8時頃には100人弱の児童が校門付近にたむろする状態になっていたことから、8時前でも児童を学校の中に入れて安全を確保すべきだと、議会で要望したことがありました。児童はじっとしていないので、近くを自転車やバイクが通るたびにヒヤリとしました。

先日、市民の方から、豊中市では、朝7時から小学校で児童の見守りを開始したとの情報をいただきました。

★【朝日新聞】学校開門は7時 豊中市が始めた「小1の壁」対策、多くの利用に驚き
2024年9月6日

 大阪府豊中市の市立小学校の校門を午前7時に開けて、児童を体育館などで見守る事業について、長内繁樹市長は5日の記者会見で、1学期の利用者が延べ約5900人だったと明らかにした。「こんなにもニーズがあるとは思わなかった。さらに拡充したい」と話した。

 事業は「小1の壁」と呼ばれる問題を踏まえて始まった。共働き家庭の場合、小学校入学前までは延長保育を使って午前7時から子どもを預けられたが、小学校入学後は預け先が見つからず、早く出勤しなければいけない親は働きづらくなる。そこで、市は今年度から全39の市立小学校で開門時間を早めた。登校した児童の見守りは、市教育委員会から委託を受けたスタッフ(各校2人)が担う。委託料は年間で約7100万円という。



高槻市でも、すぐに実施すべきだと思います。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■2.学校等について(児童生徒の安全)

<1回目>

(1)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等は20件あったということです。それらは、校区安全マップに反映されたのでしょうか?お答えください。
 また、反映されていないのであれば、なぜ、反映されなかったのか、具体的な理由をお答えください。

⇒校区安全マップについては、先日の質疑にてお答えしたとおり、児童生徒の安全意識の向上や危険予測・回避能力の育成につなげるための教材として作成しているものであり、更新については学校の協力を得て必要に応じて行っているものです。

(2)児童が登校しても、午前8時までに学校到着した場合には、校門に入れない学校があります。8時前でも入れてくれる学校もあるのですが、以前、入れてくれない学校をいくつか見に行ったところ、校門前に児童がたむろして、車や自転車と接触しないか心配になる場面もありました。
 8時前に到着した児童や生徒を校門に入れない学校はどれだけあるのでしょうか?お答えください。
 また、なぜそのようにしているのでしょうか?理由をお答えください。

⇒登校時の対応については、朝の登校時間は児童生徒の安全面に配慮しながら各学校で決めております。また、登校時間については、児童生徒に指導するとともに、保護者にも協力を求めているところです。

(3)10月1日から、小学校5校において、平日は、授業終了後から午後5時まで、見守り付き校庭開放事業を実施するということです。資料には、見守り員2名の委託先は、シルバー人材センターだと記載されていました。
 豊中市では、午前7時に学校の校門を開けて、児童を体育館などで見守る事業を開始したということです。高槻市でも、放課後等だけではなく、朝7時から、見守り事業を行うことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒見守り付き校庭開放事業については、放課後のこどもの居場所づくりを目的として実施するものです。

<2回目>

(1)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等は20件あったということです。それらの場所については、児童生徒や保護者に伝えているのでしょうか?伝えているのであれば、どういった方法で伝えているのか、お答えください。

⇒校区安全マップについては、児童生徒の状況等に応じ、安全教育の中で取り扱っております。

(2)午前8時より前に学校到着した場合でも、入れてもらえる学校もありますが、その場合、児童を、誰がどのように見守っているのでしょうか?お答えください。

⇒登校時の対応については、登校時の対応については、各校の状況に応じて、見守り活動を行っております。

(3)あらためておききしますが、豊中市では、午前7時に学校の校門を開けて、児童を体育館などで見守る 事業を開始したということです。高槻市でも、放課後等だけではなく、朝7時から、見守り事業を行うことはできないのでしょうか?できないのであれば、何故なのか、具体的な理由をお答えください。

⇒繰り返しの答弁となりますが、見守り付き校庭開放事業については、放課後の自由な遊び場としてのこどもの居場所づくりを目的として実施するものです。

<3回目>

 あとは意見等を述べます。
 校区安全マップでは危険だとは示されていない場所で起きた20件の事故等についても、しっかりと児童生徒や保護者に伝えてください。伝えないまま、同じ場所で事故等が起きたら、それは教育委員会の責任です。
 午前8時より前に到着した児童を学校に入れている場合、誰が見守りをしているのか、はっきりした答弁はありませんでした。
 高槻市でも、豊中市のように、午前7時に学校の校門を開けて、見守り員を配置して、児童を体育館などで見守ってください。要望しておきます。

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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)