高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【生徒123人分の指導要録の誤記載】今日は中学校の卒業式。説明会はどうする? 【補助金領収書公開請求訴訟】次回は5月26日

今日は高槻市立の中学校で卒業式が行われました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

さて、今日の読売新聞の朝刊等で報道されましたが、高槻市立中学校2校で、生徒123人分(昨年度の卒業生)の学籍と指導に関する記録「指導要録」に間違った記載がされ、しかもその抄本が、進学先の高校に送付されていたことが分かりました。

昨日、私が、高槻市教育委員会に確認したところ、事実だと認めたのですが、非公表を貫く姿勢を見せたため、やむなく報道各社へ情報提供しました。

市教委の担当職員は、私に対しては、生徒2名分と説明したのですが、新聞社が取材したところ、なんと123名分もの誤記載を認めたのです。

生徒の進学先の各高校には、修正した抄本を送って、差し替えてもらったということですが、各高校の関係者には、ご迷惑をおかけしてしまいました。

このミスについては、昨年の夏頃に発覚したということです。しかし、高槻市教育委員会は一切公表してきませんでした。高槻市では、事務処理ミスがあった場合には、要綱に基づき、公表されることになっています。私が担当職員に、なぜ公表しなかったのかと問うと、「当時の判断として、行政内部のことであり、市民に影響を与えていないと考えたため公表しなかった」といった回答でした。

しかし、その誤記載に基づいて、高校で生徒に対し、誤った生徒指導が行われた可能性について、市教委の担当者は否定しませんでした。決して高槻市役所内部だけのことではありません。各高校には誤った情報を送ったり、差し替えをさせたりして迷惑をかけ、生徒も、指導要録に自身についての誤った情報を記載され、高校で受けた指導には悪影響があった可能性があるわけですから。

この案件は、どう考えても、公表すべきものではないのでしょうか?普通に考えれば、その2校の中学校は、該当する卒業生には、せめて文書で説明と謝罪を行い、在校生の保護者向けにも説明会を開いて、経緯や再発防止について説明すべきだったと思います。

ミスが発覚した夏頃に、こうしたことを行っていれば、まだマシだったかもしれません。しかし今日は卒業式。これから説明会を開催するとして、どれだけ参加してもらえるでしょうか?時既に遅しです。

マスク着用児童急死事件のとき等もそうですが、高槻市役所・高槻市教育委員会の隠蔽体質を感じざるをえません。

今からでも、該当する生徒・保護者の皆さんには特に、しっかりと説明と謝罪を行うべきです。


また、今日は10時から、大阪地方裁判所で、補助金領収書公開請求訴訟の第3回口頭弁論がありました。

次回は5月26日15時から大阪地裁806号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)