高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【赤大路コミュニティセンター】赤大路コミセンは現地で建替え、赤大路地区を、富田地区まちづくり基本構想から切り離すべき

今日は総務消防委員会と協議会が。私もいくつか質問しました。

協議会では、富田地区まちづくり基本構想(素案)についての報告も。

昨年の9月に、「第四中学校区施設一体型小中一貫校構想」が分離された「富田地区まちづくり基本構想」施設一体型小中一貫校については、阪急より南にある富田小学校地に設置する案が示されましたが、「都市拠点」とされる駅周辺エリアについても、「新たな公共施設候補地」は、阪急以南に設置するとされました。下の資料の図のとおり、「新たな公共施設候補地」とつながるのも阪急以南のものばかり。

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だったら、「富田地区まちづくり基本構想」から赤大路地区を切り離せばよいと思うのですが。

赤大路コミュティーセンターは、長寿命化で、これから約30年間は使用できそうなのですが、その後はと訊くと、「高槻市公共建築物最適化方針に基づき、検討してまいります」との答弁。30年後には、赤大路コミセンも阪急以南に複合化されるのでしょうか?そういう不安を払しょくするためにも、赤大路地区を「富田地区まちづくり基本構想」から分離すべきだと思うのですが。

以下は今日の総務消防委員会協議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■5 富田地区まちづくり基本構想(素案)について

<1回目>

(1)概要版の1ページ目の第2編の「2 公共施設の現状と方向性」の表では、赤大路コミュティーセンターと、富田公民館、小寺池図書館、富田支所の4施設について、当面は長寿命化を図るとされているものの、「個別施設の更新に際しては、高槻市公共建築物最適化方針に基づき、複合化などの検討を行います。」とも書かれています。個別施設の更新の際には、具体的には、どういった形の複合化などがされるのでしょうか?赤大路地区から、コミュティーセンターがなくなる可能性もあるのでしょうか?お答えください。

高槻市公共建築物最適化方針に基づき、個別施設の更新の際には、複合化、集約化、多機能化の検討を行うものでございます。
また、赤大路コミュニティセンターは、地域の活動拠点として、長寿命化することとしております。

(2)築48年の赤大路コミュティーセンターについては、長寿命化するということです。具体的には、何年間、長寿命化できるのでしょうか?お答えください。

⇒基本的な目標耐用年数はおおむね80年程度と想定しています。

(3)この基本構想に、「赤大路地区から、コミュティーセンター機能をなくさない」といった一文を入れれば、赤大路地区の住民の皆さんに安心していただけるのではないかと思います。いかがでしょうか?見解をお聞かせください。

⇒繰り返しとなりますが、コミュニティセンターとして、長寿命化することとしています。

(4)第四中学校区施設一体型小中一貫校構想が分離された現在、この富田地区まちづくり基本構想では、赤大路地区については、第四中学校も、赤大路小学校も、関係がなくなり、赤大路コミュティーセンターと北昭和台保育所があるだけです。北昭和台保育所については単体でサービス継続が原則とされていますし、赤大路コミュティーセンターについても単体で建替えればよいだけです。第2編の「3 新たな公共施設の候補地の検討と選定」や、第3編の「4 余剰地の利活用と今後の展開」においても、阪急の線路から南の地域だけしか対象になっていませんので、赤大路地区を、この富田地区まちづくり基本構想から、切り離してもよいはずです。切り離さないのであれば、なぜ切り離さないのか、具体的な理由をお答えください。

⇒富田地区は老朽化が進む公共施設が多数集積しており、まちづくりの視点から将来を見据えた検討が必要であることから、対象地区を、高槻市立地適正化計画において都市機能を誘導する区域として設定している都市拠点に加え、赤大路コミュニティセンターなども含めた第四中学校区としたものです。


<2回目>

(1)都市機能を誘導する区域として「都市拠点」を設定しているということです。概要版の第1編の対象地区の図を見ると、JR摂津富田駅から近い第四中学校から、阪急富田駅の南の富田小学校や富田公民館・富田支所といった、南へ割と距離のある場所まで赤い線で囲まれていますが、第2編の「3 新たな公共施設の候補地の検討と選定」や、第3編の「4 余剰地の利活用と今後の展開」の図を見ても、JR以北はおろか、阪急以北でさえ、何も示されていません。「都市拠点」とは言っても、実際には、阪急より南側のエリアだけのことではないのでしょうか?阪急以北、JR以北の「都市拠点」とは具体的に何なのでしょうか?赤大路コミュティーセンターや北昭和台保育所は、この「都市拠点」の範囲に入っていませんし、やはり赤大路地区をこの基本構想から切り離しても問題はないのではないでしょうか?お答えください。
(4)先ほど申し上げたとおり、赤大路地区をこの基本構想から切り離すことに何も問題はありませんし、むしろ、切り離さないほうが不自然だと思います。切り離さないということであれば、なぜ切り離さないのか、その理由について、特に、赤大路コミュティーセンターについて不安を覚えておられる住民の皆さんに対して、十分な説明をして、意見交換を行うべきだと考えますが、いかがでしょうか?市の見解をお聞かせください。

⇒1点目と4点目についてですが、まず、都市拠点については、地域特性に応じた都市機能の集積により、地域の日常生活を支えるエリアとして、駅を中心に設定しているものでございます。
 次に、対象地区は、繰り返しとなりますが、まちづくりの視点から将来を見据えた検討が必要であることから、都市拠点を含む第四中学校区としており、第四中学校区には、赤大路コミュニティセンターや北昭和台保育所も含まれております。
 なお、地域への説明については、3月下旬にオープンハウスの実施を予定するなど、引き続き、丁寧な説明を行ってまいります。

(2)赤大路コミュティーセンターの目標耐用年数はおおむね80年程度だということですので、残り約30年は、現地で、複合化されることなく、サービス継続ということで、よろしいでしょうか?お答えください。

⇒赤大路コミュニティセンターは、地域の活動拠点として継続して使用するために、長寿命化することとしております。

(3)赤大路コミュティーセンターが約80年の耐用年数を超えた場合はどうなるのでしょうか?現地での建て替えということになるのでしょうか?お答えください。

高槻市公共建築物最適化方針に基づき、検討してまいります。


<3回目>

(1)「都市拠点」についてですが、阪急以北・JR以北に関しては、具体的な計画はないということで、よろしいでしょうか?お答えください。

⇒今回の富田地区まちづくり基本構想では、まちづくりの視点から将来を見据えた検討が必要と考え、対象地区内にある12の施設の現状と施設の方向性を検討し、その結果、富田ふれあい文化センターを含む3施設を、新たな公共施設として整備することとしたものです。


<4回目>

 あとは意見です。
 「都市拠点」についておききしたところ、富田ふれあい文化センターを含む3施設を、新たな公共施設として整備するというお答えでした。その3施設というのは、富田ふれあい文化センター・富田青少年交流センター・富田老人福祉センターで、3つとも、「都市拠点」の範囲の中でも、かなり南のほうにありますし、やはり、阪急以北・JR以北に関しては、具体的な計画はないと言わざるをえません。
 そうすると、赤大路地区をこの基本構想に入れておく意味がないですし、むしろ、入れておくことで、赤大路地区の住民の皆さんに、特に赤大路コミュニティーセンターのことで不安を抱かせることになるのではないでしょうか。
 富田地区まちづくり基本構想からは、赤大路地区を切り離してください。要望しておきます。