高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

「城跡公園」の名称を「高槻城公園」に?高槻城はないのだから「高槻城跡公園」とすべきでは?

これも先日の本会議で。

本会議の後、私の控室にベテランの議員の方がわざわざ来られ、褒められたのがこの質問。その議員の方も、なぜ「高槻城公園」という名称にするのかと疑問を覚えておられました。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第23号 高槻市都市公園条例中一部改正について(公園課)

<1回目>

(1)指定管理者が行う業務の範囲に萩谷総合公園及び古曽部防災公園における行為許可等も加えるということです。その行為の区分には「行商、募金等を行う場合」というものもありますが、具体的にはどういったものをどういったものを想定しているのでしょうか?祭やイベントの類も含まれるのでしょうか?キッチンカーもこれに含まれるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒公園における行為許可についてですが、「行商、募金等を行う場合」としましては、キッチンカーを含む物品販売等を想定しています。

(2)城跡公園の名称を「高槻城公園」に変更するということです。けれども、高槻城は破却されていて存在しません。強田議員も「違和感を覚える」という住民の方もおられるとおっしゃられていましたが、誤解を避けるために、「高槻城跡公園」とすべきではないでしょうか?見解をお聞かせください。

⇒城跡公園については、城下町再生の取組を進めるに当たり、「高槻城公園」と名称を変更することで、新たなシンボルエリアの創出を目指すものです。

<2回目>

(1)公園における行為許可には、キッチンカーを含む物品販売等も想定しているということです。お客さんが来やすいような、いい場所は、誰でも確保したいと考えると思いますが、行為許可にあたっては、どのように出店者に対する公平性を確保するのでしょうか?場所取りは抽選になるのでしょうか?行為許可の期間はどれだけになるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒公園における行為許可に係る運用につきましては、今後検討してまいります。

(2)城跡公園については、城下町再生の取組を進めるということです。「城下町再生」というのは、具体的にどういうことなのでしょうか?将来的に、公園内に、高槻城を再建するということなのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒かつての高槻城のエリアについて、当時の風情をイメージできるよう整備を進めるものです。

<3回目>

 まず、行為許可についてです。新型コロナウイルスの影響で、飲食店の店舗の売上が減少したので、キッチンカーに活路を見出すケースが増えているそうです。自治体の中には、キッチンカーについて、飲食店の少ないエリアへ誘致したり、業態転換に対する助成金を設けたりしているところもあるそうです。コロナ禍で店を閉めざるを得なかった方が、キッチンカーで再起を図るケースもあるかもしれませんし、もし、高槻市の公園で、キッチンカーの類を許可されるのであれば、ぜひ応援するような取組みをしていただきたいと思います。
 もちろん、場所決め等は、公平になるように配慮してください。要望しておきます。

 次に、公園の名称についてです。なぜ「跡」の文字を取りたがるのか分かりませんが、大阪城公園のように、城があるわけではありませんので、「高槻城“跡”公園」とすべきだと思います。
 令和3年度の一般会計の予算説明書の66ページにも、「芥川山城跡」と書かれています。城がない場合には、「跡」とするのが普通の感覚ではないでしょうか。
 高槻城跡のエリアに当時の風情をイメージできるように整備をしても、高槻城が再建されるわけではありませんので、誤解を招かないように、観光等で来られた方ががっかりしないように、「高槻城“跡”公園」とすべきだと思います。