高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

平成30年度の「わたり」の給与かさ上げ分は約5560万円

一昨日の本会議では、平成30年度の決算の質疑で「わたり」についても質問。平成30年度のかさ上げ分の総額は、約5560万円との答弁でした。全国の自治体が「わたり」をやめていき、平成30年4月1日時点で、「わたり」のある自治体は、わずか0.4%=1788団体中たった8団体だけで、その8団体のうちの1つが高槻市・・・「わたり」をやめていれば、約5560万円も無駄に払う必要はなかったわけです。早急に「わたり」をやめるよう要望しました。

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以下は今日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをご了承ください。

■平成30年度高槻市一般会計歳入歳出決算認定について(わたり)

<1回目>

 平成30年度において、いわゆる「わたり」と定義されている状態の職員は何人だったのでしょうか。
 その職員らの平均年齢は何歳なのでしょうか。
 また、それらの職員に対して、国の行政職俸給表(一)の各級の最高到達月額を超えて支給された給与の総額は何円だったのでしょうか。それぞれお答えください。

【答弁】
平成30年度において、本市の行政職給料表の適用を受ける職員のうち、
その給料月額が対応する国の行政職俸給表(一)の各級の最高到達月額を超える職員数は117人で、
平均年齢は50.9歳です。
また、年間の支給総額は約5560万円です。

<2回目>
 意見だけ述べます。 
 「わたり」というのは、地方公務員が長年勤めていたりすると、同じ役職の国家公務員よりも高い給料がもらえるような、そういう給料の基準が設定されている状態のことです。先ほどのご答弁とおり、30年度においては、117人に対して、総額約5560万円が「わたり」によるかさ上げ分として支給されたわけです。総務省は、少なくとも昭和40年から「わたり」をやめるように各自治体に通知していて、それに従って多くの自治体では「わたり」をやめていきました。平成30年4月1日時点で、「わたり」のある自治体は、わずか0.4%、1788団体中、たった8団体だけで、その8団体のうちの1つが高槻市なんですが、「わたり」をやめていれば、約5560万円も無駄に払う必要はなかったわけです。
 早急に「わたり」をやめるよう要望します。この点については以上です。