高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

北岡議員には議案説明を「行わない予定」・・・理由なき「個別対応」は「差別」では?

これも先日の12月議会の一般質問で取り上げたもの。情報公開請求をしたところ、以下の画像の公文書が公開されました。大変ショックでした・・・これまでもいろいろと嫌がらせを受けてきましたが、行政が議員にこんなことをやるとは・・・

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以下は本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分があることをご了承ください。

■一般質問

1.会派や議員への議案や資料の説明等について

<1回目>

 総合戦略部の会派説明等に関して情報公開請求したところ、平成27年9月議会からの「会派説明日程」と「議案説明補足資料」という公文書が公開されました。この「会派説明日程」には、大きく3つ、「正・副議長説明」、「会派説明」、「記者発表」の欄が設けられています。このうちの「会派説明」の欄には、会派だけではなくて、無所属の議員への説明の日程・時間・場所も記載されるようになっています。この欄には「理事者」、「総合戦略部」、「総務部」の3つの説明日程等が書かれているのですが、会派や議員毎に、理事者の会派説明がなかったり、総合戦略部の説明が、私のところだけなんですが、「行わない予定」とされていたりして、扱いが違っています。これらについてまず6点伺います。

(1)総合戦略部の会派説明の日程等を見ると、私以外の会派や議員については、具体的な日時や場所が書かれているのがほとんどなんですが、私の欄には全部、「行わない予定」と書かれています。何故なのでしょうか?理由をお答えください。
 また、これは誰が決定したことなのかもお答えください。

(2)情報公開の結果によると、少なくとも、平成27年の9月議会から、私に対しての議案説明は「行わない予定」とされていました。いつから「行わない予定」となっていたのでしょうか?政策財政部や市長公室のときからそうなっていたのでしょうか?誰がそう決めたんでしょうか?具体的にお答えください。

(3)情報公開された「議案説明補足資料」についても、私には、見た覚えのないものばかりだったのですが、何故資料すら私には渡していただけなかったのでしょうか?理由をお答えください。

(4)「理事者 会派説明」の欄を見ると、日本共産党高槻市会議員団や立憲主義を守り憲法を活かす会、そして無所属の議員のところには斜線が引かれています。つまり、理事者の会派説明が、これらの会派や議員には行われてこなかったということですが、この理由は何なのでしょうか?誰が決めたのでしょうか?いつからこうした扱いをしているのでしょうか?お答えください。
 また、「理事者 会派説明」では、誰が、どのような説明しているのでしょうか?具体的にお答えください。

(5)記者発表では、私に説明を行っていないことも、発表されてきたのでしょうか?お答えください。

(6)委員会協議会についても、私は、事前に説明を受けたことがないんですが、他の議員に対しては、事前に説明をしているようです。何故なのでしょうか?理由をお答えください。
 また、こういう扱いは、私だけなのでしょうか?それとも会派や議員毎に違った対応をされているのでしょうか?どういう対応をされているのか、具体的にお答えください。

【答弁・上田総合戦略部長】

(1)~(6)議会への提出議案につきましては、その議案をご審議賜り、ご議決いただけるよう、全議員に対してお配りしております「付議事項の主要内容」を用いまして、全議員にご説明をさせていただいているところでございます。
 ご質問の「会派や議員への議案や資料の説明」につきましては、それぞれ個別に対応させていただいているところでございます。

<2回目>

 個別に対応しているというご答弁でした。会派や議員に対して、個別に違った対応してきたことは、情報公開された公文書ですぐに分かりました。
 じゃあ、なぜ、個別に違った対応しているのか?その理由をおききしているんです。
 でもお答えにならない。議会で問われても、答えられるような理由もなく、北岡にだけは説明をしない、北岡にだけは資料を渡さない、そういう個別の対応を、少なくとも数年間はされてきたわけです。それは「個別の対応」ではなく「差別」ではないでしょうか。明らかな「差別」だと、私は思います。
 濱田市長の答弁を、求めます。市長は、どのようにお考えでしょうか?速やかに、謝罪をされるべきかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。

【答弁・上田総合戦略部長】

 議案等の説明についてでございますが、差別だとの発言がございました。提出した議案をご審議賜り、ご議決いただけるよう、同じ資料を用いまして、会派ごとや議員ごとにはなりますが、全議員に議案のご説明をさせていただいております。
 個々のご質問に対しまして、議案をご議決いただけるよう、資料を用いて、説明するなど、それぞれ対応させていただいているところでございます。
 差別との発言でございますが、我々といたしましては、そのようなことはないと考えております。以上でございます。

<3回目>

 先ほどの答弁では、差別ではないんだと、議員に対して同じ資料で説明しているんだというご答弁だったと思いますけれども、同じ資料というのは1回目の答弁にあった資料だと思いますが、それは市民に対しても公表されているものですよね。けれども、それとは別に資料が作られていると。情報公開の結果で分かりましたけれども、この「会派説明日程」を見れば、数年間にわたって、私に対しては、説明を「行わない予定」と、明確に書かれているわけですよね。これは、やっぱり差別だと、私は感じます。
 このことを私は今回初めて知ったんですけれども、こんなふうに、こっそりとハミゴみたいにされているというのは、驚きました。ショックでした。
 有権者から負託を受けている議員に対しては、平等に議案の説明をしなければならないのではないでしょうか?それは市民に対する責務でもあると思います。
 私は、総務消防委員会の委員ですが、総務消防委員会は、総合戦略部の所管する事務も、調査や審査をすることになっています。総合戦略部の議案について、私だけ説明も資料もないというのは、委員会での私の調査や審査を妨害しているといえるんじゃないんでしょうか。
 議会で先ほど指摘しましたが、市長からも部長からも謝罪をいただけないというのは、高槻市役所には、良心も、自浄作用もない証拠だなと私は感じております。残念です。
 議会では、私に対して、これまでにもいろいろとありました。答弁原稿とまったく違う答弁を市長と部長がしたり、答弁原稿にはない歴史のことを長々としゃべって私の質問時間を奪ったり、質問をしていないのに部長が発言したり。そのたびに呆れましたが、今回は、公文書にはっきりと私に対する差別的な対応が明記されているということで、そこまでやるのかなと、組織としてそういうことをされてきたんだなと、行政が議員に対してそこまでやるのかと、かなりショックでした。
 もしかすると過去には別の議員にもこうしたことをしたのかもしれませんが、絶対にやってはいけないことだと私は思います。
 他の自治体の議員にもきいてみましたが、私が聞いた範囲では、特定の議員にだけ説明をしなかったり、資料を渡さなかったりということはありませんでした。
 委員会協議会も、私は事前に説明を受けたことがなくて、協議会の本番で、説明を聞いて、その場で質問を考えてきたんですが、以前、原稿を用意している委員を見まして、不思議に思っていたのですが、私も事前に説明を受ければ、もっと突っ込んだ質問ができたのではないかと、市民の皆さんに対して、申し訳ない気持ちです。濱田市長に、何かお考えがあるのであれば、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。

【答弁・上田総合戦略部長】

 ご発言の中で、表の資料の件についてお示しもございました。この資料は、この資料の作成時点での議案の説明スケジュールを取りまとめただけのものでございます。