高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【附属機関訴訟】高槻版事業仕分け=「事業公開評価会」では評価をしていなかった!次回は11月13日 【旅費詐取訴訟】次回は12月6日

今日は13時10分から大阪地方裁判所で附属機関訴訟の第4回口頭弁論、16時から旅費詐取訴訟の第2回口頭弁論がありました。

次回は附属機関訴訟が11月13日13時10分から、旅費詐取訴訟が12月6日13時10分から。いずれも大阪地裁1007号法廷です。

今回、附属機関訴訟で、被告である高槻市長側から以下の主張がされました。

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高槻市事業公開評価会」というのは、「高槻版事業仕分け」のことです。

高槻市の主張によると、評価会の要綱を変更した結果、「・・・同評価会では,評価者の意見の列挙をするのみであり,会としての意見を統括して事業に対する評価を行うというものではない。」ということになったそうです。

評価会等は附属機関だから条例で設置せねば違法だという私の議会等での指摘を受けて、違法性を免れるために、急遽、評価会の要綱を変更したというのですが、評価をしないのに「評価会」というのは、名前からして詐欺的ではないかと思います。

濱田市長の肝煎りで、「高槻版事業仕分け」として「高槻市事業公開評価会」が開催されたのですが、これでは単なるパフォーマンスではないでしょうか?要綱を変更し、当初の目的と変わったのなら、そのことをちゃんと市民にも公表すべきだと思います。こんなふうにこっそりと、要綱等を変更して、何が「公開評価会」なんでしょうか?

また、「・・・高槻市事業公開評価会は,平成24年10月7日に1回限りで開催された,臨時的・一時的なものである。」とも主張しているのですが、今年も開催されています。裁判で負けても賠償額を少なくしたいのかもしれませんが、嘘をつくのはよくないのでは?

私は、これまでの判例からすれば、評価をしない会であっても、意見を述べるだけで、「附属機関」に該当すると考えています。

もし、委員会で出された意見等が、行政に何の影響も与えないような、取るに足らないものだと高槻市役所が見做しているのであれば、その委員会は附属機関に該当しないのかもしれませんが、そんな無意味な意見を出させるために、委員らに公金を払うというのは明らかに無駄で、やはり違法な支出といわざるをえません。

名ばかり「評価会」を高槻市は今後も行うのでしょうか?だとすれば、単なる事業仕分けの真似事、単なる政治パフォーマンス・ショーのために税金が無駄遣いされることになります。いい加減やめたらどうでしょうか?