高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【関大の土地】民間事業者の寄付はどれほど集まるのか?

関大の土地の購入費の残額7億0600万5千円

今更なぜ関西大学なのかと思われるかもしれませんが・・・でも、金額的には10億円6億円(訂正しました。理由は下に。)くらいの話なのです。

本日は、3月議会の3日目。条例案や一般会計予算の質疑があり、私もいくつか質問しました。

今議会では、南大冠小・松原小・清水小に学童保育室の2室目を設けるとか、高槻島本夜間休日応急診療所の土曜日の診療時間を午後3時からにするとか、子供の医療費の助成を小学校修了までにするとか、北大冠小学校や六中にエレベーターをつけるとか、良い提案もありますが、京大農場取得や労働組合への厚遇等に関しては問題だと考えております。

さて、関大に関する予算なのですが、新キャンパス(ミューズキャンパス)の土地の購入費の残額の7億0600万5千円が、予算に計上されていました。

関大の土地については、全体の約5割に当たるグラウンド部分について、「防災空間等の確保及び利活用」が図れるとして、高槻市が関大に無償提供しています。

その購入費は、約28億5600万円なのですが、21億5千万円は支払い済み。残りの約7億0600万を平成24年度に支払います。

けれども、以前の高槻市の説明では、「まちづくり協力金」という名称で、再開発に関係する事業者から寄付金を募り、用地買収にかかる費用を圧縮するということでした。

関大の土地

関大の土地取得の高槻市の負担額


寄付金の割合は、全体の約2割。約5割が関大、約5割が高槻市ですから、高槻市の負担額から見ると、約4割ということになります。

これを金額にすると、約28億5600万円の4割ですから、約11億4320万円。

申し訳ありません、訂正です。

(株)ジーエス・ユアサインターナショナルからの無償提供分が抜けていました。

高槻市取得の土地が8845平米なので、
そのうちの4割にあたる3538平米が民間からの寄付。

その寄付分のうち、(株)ジーエス・ユアサインターナショナルからの寄付が2045平米だから、
残りの1493平米が民間事業者からの協力金で賄う部分。

鑑定評価額が1平米あたり42万円だから、
1493平米×42万円=6億2706万円

という計算になりそうです。



今日の議会で、その「まちづくり協力金」がどれだけ集まったのか尋ねたのですが、民間事業者と「継続して協議」しており、詳細は未定とのことでした。

11億円6億円も本当に集まるのか?高槻市の財政負担を軽減するためにも、約束どおり、寄付金をしっかりと11億円6億円集めてほしいものです。