高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【市バス】ドライブレコーダーで燃料費削減をいうなら速度超過の実態も明らかにせよ

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昨日の高槻市議会本会議では、自動車運送事業会計(市バスの会計)の補正予算についても質問しました。

ドラレコドライブレコーダー:運転状況を記録する装置)導入によるエコドライブ効果によって、燃料の消費が、当初の予測より10%減ったとのこと。一定の効果はあるようです。

しかし、ドライブレコーダーが導入され、運転状況が記録されているにもかかわらず、速度超過や、荒い運転を繰り返している市バス運転手がいると聞き、そのことについて以下のように質問しました(メモ等に基づいているので、議会本番での発言と異なる部分もあることをご了承ください)。

<北岡の質問>
 ドライブレコーダーの導入によって、燃料費が削減でき、その分減額補正を行うと聞いたのですが、一方で、ドライブレコーダを導入したにもかかわらず、速度超過がされているケースもあるとも聞きました。ドライブレコーダは、バスの速度も記録し、日報には速度も記載されると聞いたのですが、そのようにして記載された速度の中で、これまで最も速いものは、時速何キロだったのでしょうか?

<答弁要旨>
ドライブレコーダーの導入は、事故の未然防止と事故発生時の原因究明等を行なうことや、エコドライブの実践を目的としており、その効果として、軽油使用量は減少している。
 しかしながら、各車両ごとの最高速度のみの、分析・検証はしていない。

<北岡の質問>
 先ほど徳田管理者は「事故の未然防止」とおっしゃられましたが、「事故の未然防止」というなら、バスの速度はチェックしなければいけないはず。交通部はコンプライアンスの徹底ということを言ってこられていますが、そうであれば、当然、制限速度・法定速度の超過については目を光らせていないといけないはずです。答えられないというのはおかしい。さらに4点質問します。
(1)時速60km以上の速度が出ているような例はあるのでしょうか?あるのか、ないのか、お答えください。
(2)ドライブレコーダーのシステムの導入によって、日報の他に、運転中におけるバスの挙動により、注意や危険といった警告をする指導書の類が出てくるようになったとも聞いたのですが、本当でしょうか?
(3)その指導書の類は、平成23年度中で、どんなものが、どれだけ出てきたのでしょうか?また、同じ運転手が繰り返し出すような傾向があるのでしょうか?
(4)その指導書の類は、人事考課にどれくらい反映されるのでしょうか?

<答弁要旨>
 1点目については、1回目で答弁したとおり、各車両ごとに最高速度は出していない。
 2~4点目については、運行中の大きな揺れなどを感知すれば、注意書や指導書が出てくる。しかし、事故の可能性や様々な路線の状況があり、一概にどうとは言えない。人事考課については必要に応じて行っている。

<北岡の意見>
 法定速度を大幅にオーバーしたり、ドライブレコーダーのシステムに繰り返し警告をされたりしている、不真面目とも思えるような運転士職員がもし存在しているのであれば、その運転士を徹底して指導すれば、もっと燃費を向上、経費を削減できるのではないのでしょうか?
 時速60km以上の速度が出ているケースが、あるのか、ないのかと尋ねても、答えない。「ドライブレコーダーで燃費が削減できました」という都合のいい情報は出しても、ドライブレコーダーで速度違反が分かりました」という都合の悪い情報は出さない。ドライブレコーダーも当然公費で購入されています。市民に対して、すべての情報をオープンにして下さい。悪質な速度違反の不正があれば、徹底して追及して下さいよ。
 市長はツイッターで「不正は許さない。徹底的に暴き、追及しなければならない。」とつぶやいておられます。この件についても、徹底的に暴き、追及したらどうですか?
 もし悪質な違反があれば、当然何らかの措置・処分が必要のはずです。すぐにちゃんとした調査をしてください。
 徳田管理者の答弁は不十分ですので、一般質問でもお聞きします。その時にはちゃんと答えられるようにしておいてください。




交通部の隠ぺい体質は相変わらずです。速度については、市民の安全にもかかわることなので、プロドライバーとして、ちゃんとしてほしいですね。