高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

高槻市が隠してきたもののまとめ等

高槻市政における改革の第一歩は何か。私は違法行為の是正だと考えています。

現在、裁判で争っていますが、総務省が長年是正を指導してきた「わたり」をやめるだけで、年約1億円が削減できると考えられます(平成21年度実績では約1億4千万円)。また、「透明バス」の勤務時間の水増しをやめれば、年2億円以上削減できます。

違法行為を是正するだけで、数億円の財源が確保できるのです。

違法行為の是正は簡単なはずで、「違法なのでやめましょう」といえば、ほとんど誰も反対できないはず。なぜ、現在の高槻市役所はできないのか。遵法よりもバラマキ・公務員厚遇を優先しているからだとしか考えられません。

私が原告の「わたり」訴訟において、高槻市は、どの職員がどれだけ、かさ上げされた給与を受け取っているのかを、こちらが要求しても出しません。都合の悪い情報については、これまでも隠してきた高槻市ですが、振り返ってみると・・・

天下りの情報・・・他の自治体では開示している社会福祉法人の理事名を非開示に。私が情報公開審査会に異議申し立てをしたところ、3か月経って開示。理事の中には前市長の名前が・・・

・給与詐欺の証拠文書・・・高槻市バス「幽霊運転手」事件において、私が情報公開請求した公文書を、高槻市交通部は改ざんし、「幽霊運転手」=「代走」の事実を隠ぺいした。

・とっくに終わった工事が含まれた随意契約・・・今城塚古墳の第4次工事の変更契約についての議会審議の際、担当職員が契約書を見せなかったので、情報公開請求したところ、とっくに終わった工事の含まれた7980万円の随意契約が出てきた。

ヤミ手当・・・ヤミ手当や労組幹部への優遇、残業の偏りの証拠となる時間外命令簿を情報公開請求したところ、交通部はほとんどを黒塗りにして提出。全部公開を求め裁判をしたところ、地裁・高裁で勝訴

といったことがありました。情報公開制度があっても、その趣旨を踏みにじって、自分たちの都合のいいように恣意的に運用している実態があるわけです。

そこで、私は、次の3つの方針に基づき今後活動していきたいと考えております。

■脱・バラマキ!
 これまで行われてきた現職市長支持団体に対するバラマキを改めさせ、行財政改革を進めさせます。

■脱・隠ぺい!
 これからも徹底的に行政のチェックを行い、高槻市役所の隠ぺい体質を改めさせます。

■脱・公務員厚遇!
 天下りや「わたり」、勤務時間の水増し・ヤミ手当、市職員労組への厚遇を廃止させ、適切な人事・給与制度に改めさせます。



しかし、私ひとりの力では、限界があるということが、この4年間で痛いほど分かりました。やはり、市長と議会の構成を変えなければなりません。