高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【情報公開請求訴訟控訴審】判決は来年2月24日

本日、情報公開請求訴訟(本人訴訟で私が地裁で勝訴)控訴審の第1回口頭弁論が、13時15分過ぎから、大阪高等裁判所73号法廷で行われました。あっさりと弁論終結となり、判決言渡しは、来年2月24日13時10分からとされました。同じ大阪高裁73号法廷ですので、ぜひ傍聴にお越しください。

高槻市側からは、控訴状、控訴理由書が出されていたのですが、昨日、さらに、準備書面も送られてきました。私の控訴答弁書に対する反論がそこにはされていたのですが、それと一緒に、証拠として、交通部総務課長の陳述書もFAXで送られてきました。

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この陳述書は、市バス運転士の非常勤職員の収入にも大きなバラツキがある、ということを立証するためのものなのですが(バラツキがあっても個別具体の収入は不明なので無意味な証拠と思うのですが…)、画像の「年収分布表」も添えられていました。

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これを見ると、500万円以上の収入のある職員がいる一方で、年収250万円未満の職員も・・・月収の最高額は、平成21年2月の59万6215円。基本月額報酬は22万6600円~23万5100円ですから、残業による収入のほうが多いことになります。

最低額やそれに近い額だった方は、病気等の事情もあるのかもしれません。しかし、そうでないとすると、私が噂で聞いたとおり、交通部当局のえこひいきによって、残業がつけられる職員とそうでない職員がおり、そのため非常勤職員間でも格差が出ている、ということなのかもしれません。

この裁判で公開を求めている公文書が開示されれば、どれだけ特定の職員に残業(時間外勤務)が偏っているかが明らかになるでしょう。

しかし、1年間フルに近い出勤をしたのかどうか分かりませんが、年収250万円未満では、さすがに生活も厳しいはず。

正規・非正規間の格差も問題ですが、非常勤職員の報酬にもこんなに較差があるというのはおかしい。公平に残業をつけるようにすべきです。残業が多い職員については、過労運転も気になります。