吉田康人さんが、本日、正式に高槻市長選挙への出馬を表明されたとの報が入りました。
3年半前の高槻市長選。吉田さんが僅差で敗れたあの晩のことを昨日のことのように覚えています。
選挙事務所で、吉田さん優勢を伝えるNHKの罪作りな速報を見て、支持者みんなで盛り上がった後、しばらくして、テレビから奥本市長らが万歳する映像が流れ、敗戦を知り、この上ない落胆を味わいました。
吉田さんは、言わなくてもいいのに、「政治・行政の第一線からは身を引く」とテレビカメラの前で言いました。
私は驚き、涙ながらに、吉田さんに対して「また明日から街頭演説をしましょうよ。」と言いましたが、吉田さんは「もうお腹いっぱいだ。」と答えました。
けれども、私は、吉田さんの復活を信じ、市民の皆さんが吉田さんを忘れないように、黄色いカウボーイハットを事務所に掲げ、街頭演説の際には黄色いカウボーイハットをかぶって活動してきました。
街頭で黄色いカウボーイハットをかぶっていると、学生からは笑われ、支援者の方からは「ビラ配りの人がかぶるのはよいが、北岡さん本人がかぶるのは格好悪い」と忠告もされました。しかし、自分の意地を通し、かぶり続けました。
吉田さんが今年の2月に交通事故に遭われたときは非常にショックでしたが、無事に回復され、春過ぎからは街頭活動も再開されたので、大変嬉しく思いました。
この3年半、私の調査などで、高槻市政が予想以上に腐敗していることが分かりました。高槻市バス「幽霊運転手」事件や、今城塚古墳の工事の随意契約の問題、農協ビルへの巨額補助金交付決定、市職員の労働組合への厚遇、市職員へのヤミ手当、市議や市職員の不祥事などなど、数え上げれば切りがありません。
奥本市長を頂点とする市役所や、それに繋がる様々な団体、そして与野党相乗りの議会…市長の支持者らが、吉田さんに関するデマを撒き散らしたのは、利権・バラマキの構図を隠し、存続させるためであったのではないかとも私には思われます。
私は市の腐敗に立ち向かいましたが、しかし、議員一人が騒いだところで、市政を変えられる範囲は限定的だということも、この3年半で分かりました。
やはり、腐敗した市政を改革し、より高槻市を良い街にするためには、トップである市長を、民間の感覚をもった人に変えるのが一番効果的なのです。
無論、議会の構成も変えるべきです。
高槻を変えるために、ぜひ皆さんのお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。