これも12月議会の一般質問で取り上げたもの。具体的な答弁がほとんどされず、不信感が募るばかりです。
以下はそのときのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。
3.市道等について
<1回目>
(1)市道に関する公文書として「路線名称一覧表」という書類を公開してもらいました。そこには市道の名称や、延長(道路の長さ)、最小・最大幅員、道路部面積が書かれていますが、これらはどのようにして測っているのでしょうか?お答えください。また、これらの中に誤っているものもあるのでしょうか?あるのであれば、何が、どれだけ、どのような理由で誤っているのか、お答えください。
⇒昭和59年以前から存在する道路については、当時の地形図から延長、幅員、面積を計測したものです。また、新規に認定する路線については、現地測量を行っています。
(2)道路の占用料の算定は、この「路線名称一覧表」に記載されている道路部面積を基準に行われるのでしょうか?たとえば、路線名称一覧表の最初の「辻子下の口線」の道路部面積は3万5066.5平米となっています。仮に「辻子下の口線」の全部の占用を許可する場合、この3万5066.5平米を占用面積として占用料を算定するのでしょうか?お答えください。
⇒占用許可を行う場合は、高槻市道路占用料徴収条例に基づき占用料を徴収しております。
(3)市道としての路線を廃止する場合、利害関係者から意見聴取を行ったり、利害関係者と協議をしたりしないのでしょうか?しない場合は、何故しないのか、お答えください。する場合は、どういったルールや手続きによって行うのか、具体的にお答えください。
⇒路線の廃止にあたりましては、必要に応じ意見聴取を行っております。
<2回目>
(1)「路線名称一覧表」に記載されている数値は、すべて、道路台帳や窓口閲覧システムのものと一致しているのでしょうか?一致していないものがあるのであれば、なぜ一致していないのか、理由をお答えください。
⇒路線名称一覧表に記載されている数値は、一致しております。
(2)天神町105号線と106号線、真上町204号線の市道としての路線の廃止にあたっては、意見聴取を行ったのでしょうか?どのような意見があったのでしょうか?お答えください。
意見聴取を行わなかったのであれば、なぜ行わなかったのか、理由をお答えください。
⇒天神町105号線と106号線につきましては、利害関係者から意見聴取を行っておりますが、廃止について、意見はございませんでした。また、真上町204号線につきましては、意見聴取を行っておりません。
(3)路線の廃止にあたっては、必要に応じ意見聴取を行うということですが、路線の廃止や公用廃止に関する意見聴取については、それぞれ、どういった規則や要領等で定められているのでしょうか?お答えください。
また、そういった規則等のルールがないのであれば、誰の決裁で、意見聴取を行うかどうかを決めているのでしょうか?市長でしょうか?部長でしょうか?課長でしょうか?お答えください。
⇒路線廃止における意見聴取に関しては、要領に規定しておりませんが、公用廃止については、要領に定めております。
<3回目>
(1)天神町105号線と106号線については、利害関係者から意見聴取を行ったということですが、その利害関係者というのはどのような方なのでしょうか?また、その意見聴取について文書等は作成していないのでしょうか?お答えください。
⇒隣接土地所有者にご意見を伺いました。なお、文書等は作成しておりません。
(2)真上町204号線については、なぜ意見聴取を行わなかったのでしょうか?お答えください。
⇒現地の状況から、意見聴取する必要がないと判断したものでございます。
(3)その利害関係者の選定基準や選定方法は、どういったものなのでしょうか?具体的にお答えください。
⇒現地や隣接地等の状況を踏まえ、判断をいたしております。
あとは意見です。
今年の9月20日に、市道の路線廃止における利害関係者の選定基準・選定方法や、利害関係者との協議の内容や利害関係者の意見・意向が分かる文書を情報公開してくださいと請求したところ、そういう文書は作成していないということで、公文書不存在による非公開決定通知書が交付されました。
市道の路線廃止については、要領等を定めていないということですが、ちゃんとルールを定めて明文化すべきです。利害関係者の意見の内容も、ちゃんと文書にすべきです。要望しておきます。