高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【人口動態】実は、高槻市は、出会いのチャンスがある街!?

先日の「【人口動態】人口減少が続く高槻市」の記事が結構好評だったので、最近の人口動態の第2弾です。

約9年前に「子ども達が消えてゆく街・高槻市」の記事で明らかにしたとおり、子供達が小学校に入る頃には、同級生たちが市外へ転出し、どの年代も10%前後減少していました。あらためて最近の傾向を調べたところ・・・

子供達の増減

・・・平成12年度~19年度に生まれた子供達は、小学校に入る頃になっても、0歳児と比べて、-1.5%~+3.8%の増減であり、ほとんど変わらないということがわかりました。子供達の流出に歯止めがかかっているといえそうです。

先日の記事のとおり、近年の高槻市の人口は転出超過。では、どの年代が減少しているのか。平成27年度末と24年度末の人口を比較してみました。これも上記の子供達のやり方と同様、同じ年代の人口が3年後にどれだけ増減しているのか、例えば、3年前に20歳だった人々が、23歳になったときにはどれだけ増えたり減ったりしているのか、というように比較しました。そのグラフがこれです。

平成27年度末と24年度末の年代毎の人口の増減

見にくいですが、青色が男、橙色が女、灰色が合計です。ここから読み取れるのは・・・
・0歳~高校生はほとんど増減なし
・大学生の年代は増(大学があるため?)
・26歳~40歳くらいまでが転出超か。
・アラフィフ(50歳前後)は比較的増減幅が小さい。
・60歳以降は減(お亡くなりになる方が多い?)

若い年代の死亡者は少ないので、26歳~40歳くらいまでが転出超過であると考えられます。働き盛りで税金も納めてくれるであろうこれらの年代の方々の流出を食い止め、あるいは呼び込むことが、高槻市の課題ではないでしょうか。

子供達が転出しないということは、その保護者も出ていかないということなので、転出するのは単身者が多いのかもしれません。職場に近い場所(大都市圏)にワンルームマンション等でも借りて生活しているのでしょうか?ちゃんと調査してみなければ、そうしたことははっきりしませんが。

それからもう一つ気になったことが。

22歳~24歳では女性が増加

これは16歳から30歳のグラフを拡大したものです。22~24歳では、男性が減少しているのに、女性が増えています。大学生として高槻市に転居してきているのなら、男性のグラフのように、18歳から21歳までが均一に増え、卒業により22歳以降で減少するということが考えられるのですが、女性は19歳から24歳までが、18歳時を上回る伸びを示しています。これは大学以外の目的で高槻市に転入してきたということではないのでしょうか。結婚もまだ早い世代なので、就職のために高槻にやってきたのではないかと考えられます。保育士や看護師、美容師、店員など、女性の就職先が、高槻市には多いのかもしれません。

高槻市の人口は、全体で見ると転出超過ではありますが、20歳前後の若い女性たちは何故だか増える、言ってみれば、男性にとっては出会いのチャンスが多い街なのかもしれません。


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上のグラフを拡大したものを載せておきます。

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