高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

漫画で「議会の役割とは?」

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今回配布しているビラに掲載している漫画「議会の役割とは?」。漫画の下には、私が原告の住民訴訟の結果を伝える新聞記事と共に、以下の解説を載せています。

 高槻市議会のサイトによれば、議会は…
 ①市民の意思を市政に反映させる役割
 ②執行機関を監視し、公平、適正に行政が行われているかチェックするという役割
…を担っているとされています。しかし②の「行政をチェックする役割」を果たしているとは言い難い議会が多い。高槻市議会もそうです。
 多くの議員が議会で要望をするけれども(つまり①の役割。発言自体少ない議員もいますが)、行政の不正を指摘し正そうとする議員は少数派。これは裏面の例のように、多くの市長与党議員の支持団体が、高槻市役所から何らかの恩恵を受けているからだと考えられます。
 私は何度も議会で行政等の違法行為を指摘してきました。けれども、大多数の議員は黙ったまま。違法行為を見逃すわけにはいかないので、住民訴訟で争えるものは提訴してきたのですが、裁判で行政に勝つのは非常に難しい(住民訴訟における住民の勝訴率は総務省の資料によると平成19~20年度でわずか5.7%)。
 逆に言えば、行政が裁判で負ける場合というのは、違法性がそれだけ顕著だということ。
 しかしそもそも、違法行為については、議会が是正させなければならなかったはず。議会には百条委員会という手段もある。議員が知らないところで密かに行政が不正を働いていることもありますが、議会で取り上げられた問題については、議会として知らん顔をするのはおかしい。
 つまり、少なくとも、議会で指摘された問題に関する住民訴訟で、行政側が敗訴した場合には、行政だけでなく、その違法行為を承認・黙認した議会・議員にも責任があるわけです。度重なる行政側の敗訴は、議会のチェックが慢性的に機能していない証拠。違法行為に何ら異を唱えなかった議員らは、自らの役割を果たせていないのだと、恥を知るべきでしょう。
 …一応言っておきますが、私は①の役割もしっかりやっています。



あと、ビラの裏面には「現場主義!」と題する一文も載せています。
 

 どこかの資料の数字やグラフ、政策を丸写ししたり、適当なコメントをつけたりすれば、そりゃあ賢そうに見えますよ。でも、それは誰にでもできることだし、ちょっとセコい。
 高槻ご意見番は、何よりも現地調査を重視。労力と時間がかかるけれども、現場の状況を把握し、住民の方の声を聞き、情報公開請求等で得た資料で裏付け・比較するから、鋭い追及ができるのです。ここに載せているのは全部そうして独自に取り組んだものばかりです。