高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

税金で飲酒?

先日の本会議の一般質問では「税金で飲酒?」ということで2点について質問しました。

最後に「税金で飲酒?(クエスチョンマーク)」ということで2点伺います。

(1)年末年始は、市長をはじめ、市の幹部の皆さんは、お酒の出される集会に呼ばれることもあるかと思います。樽酒を鏡開きして、一合枡で乾杯とか、そういうシーンもあるのではないでしょうか?こういう集会に出られる場合にも、秘書課の職員の方などが同行し、公用車も使用するのではないかと思いますが、昨年末や、今年1月には、お酒の出されるような集会はどれだけあったのでしょうか?具体的にお答えください。また、その集会の参加に要した人件費や交通費等の公金はどれだけだったのでしょうか?会費はどのように支出されたのでしょうか?それぞれお答えください。

(2)議会の委員会の行政視察で、宿泊を伴う場合、ホテルでの夕食がセットされていて、そこにお酒も出てきて、議員だけでなく、市職員の皆さんもお酒を飲まれております。この飲食費は公費ではなく、各個人が負担をしておりますが、そのホテルまでの交通費は税金で賄われております。このような場合、税金で飲酒をしているといえるのでしょうか?市の見解をお聞かせください。



これに対する答弁は・・・

(1)昨年末及び今年1月における、市長をはじめとする市の幹部職員がお酒の出される集会に出席した件数等につきましては、全体として把握しておりません。

(2)市議会の委員会の行政視察における職員に対する経費の取扱い等についてでございますが、行政視察に限らず、一般的に職員が出張する際の旅費等の取扱いにつきましては、高槻市職員の旅費に関する条例及び同施行規則に基づいて運用しており、宿泊を伴う出張の場合は、出張目的地までの交通費、日当及び宿泊料を支給しております。
 行政視察は宿泊を目的とするのではなく、あくまでも「視察」という公務に対し旅費を支出しております。夕食時に供されたお酒については、あくまでも個人の負担によるものであり、議員ご指摘の内容には当たらないと考えております。



(2)については、行政視察の際に、自分のお金で酒を飲んでも、ちゃんと行政視察をしているなら、「税金で飲酒」とは言えないと私も思います。政務活動費・政務調査費を使っての出張も同じで、ちゃんと政務調査をしていれば、飲酒をしようが、被災地でボランティア活動をしようが、余程政務調査に悪影響を及ぼさない限り、何の問題もないと考えています。

ただ(1)の場合は、どうでしょうか?答弁では、昨年末と今年1月に、市長をはじめ市の幹部の皆さんが、お酒の出される集会にどれだけ出席したのかは、把握していないということです。しかし、ここを見ると、税金から会費を支出して新年互礼会などに出席しているということが分かります。この中には、樽酒を鏡開きして一合枡で乾杯、ということをしている会もあります。

市長や市幹部の方が、年末年始に限らず、酒や食事やお土産を出される集会に、会費だけでなく、公用車や人件費等の公費を使って出席するのは、市役所としての儀礼の範囲・社会通念の範囲を超えている、あるいは政治的な目的であるなら問題ですし、特に、市から補助金を受けていたり、市から便宜供与をうけていたりする団体の集会に、飲食等にかかる実費や会費を払わずに出席したとなると、間接的に、市の補助金・税金で酒を飲んだ、接待を受けたということにもなりかねないので、注意が必要だと思います。

もうすぐ新しい年を迎えますが、こうしたことについても、少し気に留めていただければ、と。