高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

高槻シティハーフマラソンはコース変更の検討を

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本日、大阪マラソンが行われました。コースは、大阪城公園前をスタートし、なんばや通天閣などを通って、南港・インテックス大阪がゴール。見所がいろいろあり、大阪の景色を楽しむことができます。

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著名人のタイムの一覧のページも。

山中伸弥 04:16:38
小渕健太郎コブクロ) 04:45:15
清水健 05:46:08
・・・



先月の9月議会では、補正予算案の中に、高槻シティハーフマラソンへの補助金増額もあったので、質問しました。

高槻シティハーフマラソンは、昨年は、市内外から約7千人もの方がご参加されました。私もハーフマラソンを走り、何とか制限時間内に完走できました。

しかし、実際に走ってみると、コースの景色が単調なところが気になりました。もう少し市内の名所等を巡るコースにできれば、高槻市のアピールにもなるのではないかと。その点を質問したところ・・・

高槻シティハーフマラソンのコースについてでございますが、史跡等をご覧いただける、様々なコースを設定したいと考えておりますが、交通規制や安全性などを検討する中で、警察等との協議の上決定しているものでございます。また、事業の企画及び運営は、高槻シティハーフマラソン実行委員会が毎年検討を重ねておられます。



・・・といったやや前向きな答弁でした。

道路を長時間規制するわけですから大変でしょうけれども、ぜひ検討していただきたいと思います。

以下は質問と答弁の原稿です。他の議員も質問したので実際には議場で発言していないものや、実際とは違うものもありますが、ご了承ください。

★25年9月議会・補正予算案質疑(文化スポーツ振興課分)


<委員報酬等の増額・質問1>

1.文化振興審議会
(1)資料によると、文化振興審議会の開催を3回予定していたものを6回に増加したいとのことです。そのために委員報酬23万7千円を含む計31万7千円を増額するとのことです。なぜ3回も審議会の回数を増やす必要があるのでしょうか?当初の見込みが甘かったのでしょうか?理由をお答えください。
(2)事前にいただいた説明によると、平成24年度は1回しか開けなかったということですが、その理由は委員の中に忙しい人がいたからだとのことでした。そんな忙しい方々に、6回も集まっていただけるのでしょうか?お答えください。

2.スポーツ推進審議会
(1)資料によると、スポーツ推進審議会の開催を3回予定していたものを5回に増加したいとのことです。そのために委員報酬15万5千円を含む計20万9千円を増額するとのことです。なぜ2回も審議会の回数を増やす必要があるのでしょうか?当初の見込みが甘かったのでしょうか?理由をお答えください。
(2)先ほどの文化振興審議会も、このスポーツ推進審議会も、庶務を担当しているのは、市民生活部の文化スポーツ振興課です。事務局としての文化スポーツ振興課のやり方に問題はなかったのでしょうか?市の見解をお聞かせください。

<高槻シティハーフマラソン補助事業・質問1>

現在の450万円の補助金をさらに150万円増額したいということですが、何故なのでしょうか?150万円で何をするのでしょうか?詳細をお答えください。また、最近の高槻シティハーフマラソンの参加者の状況や、実行委員会の運営状況、高槻市への貢献度や経済波及効果についてもお答えください。


<答弁1>

1-1 文化振興審議会につきましては、答申策定に向け活発な論議が行われており、幅広く、かつ奥深い論議を重ねていただく中で、予定しておりました審議会だけでは、委員が導きだそうと考えておられる答申とするには、十分な論議が尽くされていないため、回数を増やしてよりよい答申を頂こうとするものです。
1-2 2点目につきましては、委員の皆様に集まって頂けるよう日程調整を行っております。

2-1 スポーツ推進審議会につきましては、現在も活発なご論議をいただいており、幅広く、かつ奥深い論議を重ねていただく中で、予定しておりました審議会だけでは、委員が導きだそうと考えておられる答申とするには、まだまだ十分な論議が尽くされていないため、よりよいスポーツ推進計画の答申を頂くため、回数増をするものです。
2-2 2点目の事務局に問題がなかったかということですが、委員が活発にご論議いただいているということだと考えております。
  
3 高槻シティハーフマラソンにつきましては、補助金を増額することで、大会のサービス向上、安全性の向上に向けた取り組みとして、バスの無料送迎、看板設置の増強などを行っていただくものです。
また、高槻シティハーフマラソンは、市民が主体となる高槻市の一大イベントとなっており、平成24年度も、約7,000名の参加をいただいております。


<委員報酬等の増額・質問2>

(1)文化振興審議会とスポーツ推進審議会についてですが、答弁をお聞きしても、抽象的な表現ばかりで、具体的なところがよく分かりません。当初は何故3回を予定していたのか?何故回数を増やさないといけないのか?それぞれについて具体的に理由をお答えください。

(2)審議会の庶務・事務局を担当している市民生活部の文化スポーツ振興課は、それぞれの審議会の会長や委員と、審議会のスケジュールや進行方法について、事前にどのような打ち合わせをしていたのでしょうか?事前にちゃんと打ち合わせをしていれば、どれくらい審議会を開催しなければならないかもある程度把握できると思うのですが、そうした点についてお答えください。

<高槻シティハーフマラソン補助事業・質問2>

(1)コースについて

 補助金を増額することで、大会のサービス向上、安全性の向上ができるということのようですが、そもそも、高槻シティハーフマラソン補助金を出す目的は何なのか。ネットで見つけた資料によると・・・

・・・「心ふれあう水とみどりの生活・文化都市」高槻市を全国にアピールするとともに、「生涯スポーツ社会」の実現に向けた体力・健康づくりの場・・・

・・・ということが書かれていますので、高槻市のPRと健康づくりが目的であろうと思います。

 けれども、高槻市のPRの割には、コースがほぼ淀川沿いで、高槻市のPRになっているとは思えません。私もハーフマラソンを制限時間内に何とか完走できましたけれども、実際に走ってみると、風景が単調で特徴がないような気がします。東京マラソンの場合は、東京都庁を出発して、皇居や銀座、浅草などを通ります。高槻であれば、高槻城跡や今城塚古墳などを通るコースにすれば、観光スポットのPRができるのではないかと思うのですが、このようにコースを変更することはできないのでしょうか?

(2)マラソン大会の特色について

 最近では、大阪マラソンをはじめ、近隣自治体でもマラソン大会を行うところが増えています。交野市では、元阪神タイガースの赤星選手が主催する「リングオブレッド交野市チャリティーマラソン」というのが行われておりまして、これも実際に走ってきたんですが、赤星さんご本人がおられたりして、大変盛り上がっていました。
 他にも、マラソンを走りながらスイーツを食べるという「スイーツマラソン」というのもありますし、湘南国際マラソンには「チャリティチャレンジャー」という制度があります。これは、湘南国際マラソンを走るランナーが、何かのためにチャリティを集めようと名乗りを挙げ、そのために走ることを宣言し、それをネットを使って宣伝して、寄付を集めようという制度です。山中教授がiPS細胞の研究資金を集めるためにマラソンを走りましたが、そういった制度です。
 高槻シティハーフマラソンでも、ゲストランナーを迎えたりと工夫をされていますが、他に何か企画等いついてのお考えなどはないのでしょうか?お答えください。

(3)費用について

 さきほどの湘南国際マラソンは、行政から補助金を受けていません。最初から、税金を使わないことを大前提に大会を運営してきたということです。こういうところもあるわけですが、高槻シティハーフマラソンでは、どのような経費削減の努力をされているのでしょうか?お答えください。


<答弁2>

 審議会の回数についてのご質問でございますが、文化振興審議会、スポーツ推進審議会ともに活発なご論議をいただいており、十分な論議の必要があるため、回数増をしようとするものでございます。
 また、開催回数の把握につきましても当初想定を上回るご論議をいただいているということでございます。

 高槻シティハーフマラソンのコースについてでございますが、史跡等をご覧いただける、様々なコースを設定したいと考えておりますが、交通規制や安全性などを検討する中で、警察等との協議の上決定しているものでございます。また、事業の企画及び運営は、高槻シティハーフマラソン実行委員会が毎年検討を重ねておられます。

最後に、経費につきましては、実行委員会でもさまざまな観点から経費削減に努められており、収入についても協賛金等の増額にも努力をいただいております。

<委員報酬等の増額・質問3>
 結局のところ、なぜ審議会の回数を増やさざるを得なくなったのか、よく分かりません。他の審議会でそういうことを聞いたこともありませんし、事務局として庶務を担当する文化スポーツ振興課に不手際があったのではないのかという疑問も覚えます。
 委員への報酬として2時間ほどの審議会に9100円を支払うわけです。有識者ですから、それくらいは当然なのかもしれませんが、今回の件が、悪しき先例になって、意図的に、あるいは怠慢によって、審議会などの回数が増やされることが起きないか、少し心配です。今後はこういうことがないように要望をして、この件については終わります。

<高槻シティハーフマラソン補助事業・質問3>

いろいろと申し上げましたが、高槻シティハーフマラソンについては、本当に心から応援をしております。ただ、他の自治体などのマラソン大会も増えてきている中で、生き残っていくためには、安易に補助金を増やしたりするのではなく、できる限りの創意工夫をしていくべきだと思い、失礼ながらいろいろと言わせていただきました。オリンピックも東京での開催が決まりましたし、スポーツイベントは盛り上がっていくと思います。高槻シティハーフマラソンも上手く盛り上げていっていただきたいと思います。この件については以上です。