今日は１０時から大阪地裁でテニスコート訴訟が弁論準備がありました。
被告を大阪府の北部流域下水道事務所長として提訴しましたが、大阪府側が「所長は大阪府知事からテニスコートを含む下水処理場の不動産の管理や許可者からの使用料の徴収については委任されているが、不法占拠者等に対する損害賠償請求権までは委任していないので、被告は知事である。」といった主張をしてきたため、裁判所と被告を誰にすべきか話し合ってきました。本日の弁論準備で、どうやら被告は知事のようだとの心証に至ったので、こちらとしては被告変更の申立てを維持することにいたしました。
裁判所がこれを認めるかどうかはまだ分かりませんが、次回の期日が７月２日１０時２０分、大阪地裁８０６号法廷と定められました。
ぜひ傍聴にお越しください。
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法律論になりますが、今日は、被告の変更を認めた場合、既に訴訟告知をして補助参加している補助参加人についてはどのような扱いになるのかに関しても話し合われました。wikipediaによると、補助参加とは・・・
補助参加（ほじょさんか）とは、民事訴訟において他人間に係属中の訴訟の結果について利害関係を有する第三者が、当事者の一方を勝訴させることにより自己の利益を守るために、訴訟に参加する形態をいう（民事訴訟法42条）。
本件の場合、補助参加人は、被告の所長を勝訴させるために参加しているわけですので、被告が知事に変わると、所長を勝訴させる目的が失われるということになります。今回はっきりした結論は出されませんでしたが、被告が変更になるのだから、補助参加人についても、訴訟告知からやり直すべきではないかという感じになりました。
法律って、ややこしいですね。でも、裁判所でのやりとりを聞いていると大変勉強になります。
