高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

市バス職員が窃盗を認めるも未だに一部の行方の分からない高槻市営バス営業所の不明金

新聞の夕刊夕方のテレビのニュースでも報じられましたが、今日、高槻市バスの約4100万円の不明金について、約2400万円を職員3名(懲戒免職)が盗んだことが分かったと、高槻市交通部が公表しました。

盗まれた2400万円の内訳は、前営業所長の運輸課副主幹が約600万円、2名の運輸主任のうち1名が約1800万円、残りの1名が約20万円とのこと。

不明金約4100万円のうち約2400万円は職員自らが盗んだことを認めましたが、残りの約1700万円は、どうなったのか?それはまだ分からないそうです。

運賃箱のデータと現金の間に生じる誤差は硬貨で3%、紙幣では0%とのことですので、1700万円も盗まれたとしか考えられません。他に犯人がいるのか?あるいは3人の職員が過少申告しているのか?盗まれた2400万円の金額の根拠については、交通部の資料を読む限り、自己申告のみのようですので、3人が過少申告している可能性もあります。

高槻市側は6月22日に高槻警察署に被害届を出したとのこと。しかしなぜ最初から警察に届けなかったのでしょうか?指紋等の証拠が消えていないか心配です。

この事件に関する職員の処分は、免職3名(窃盗した3名)、停職1名(運輸課長)、減給4名、戒告1名、訓告1名、文書厳重注意1名。本日6月25日付で処分したそうです。

高槻市バスの不明金問題だけでなく、今日は、生活保護費の過誤払い(障害者加算の認定誤りによるもの)についての職員の処分も公表されました。戒告1名、訓告5名、文書厳重注意5名とのこと。

市長や副市長も減給するそうです。私は、前の交通部の管理者である山本副市長は罷免すべきだと思いますが・・・

高槻市交通部では、高槻市バス「幽霊運転手」事件をはじめ、様々な問題が明るみになりました。そのたびに、市側は、職員をかばい、時には公文書を改ざんして隠蔽までしました。このような職場環境では、職員のモラルを維持・向上できるはずがありません。今回の事件も、起こるべくして起きた事件だと私は思います。

高槻市役所内では、偏った人事がされているとも聞きます。典型的なのが副市長の人事ですが。事件を起こした人が出世したり、能力のある人が遠ざけられたり・・・職員をちゃんと評価しなければ、そりゃあ、やる気もモラルもなくなってしまいます。問題を起こしている部署ほど、公正なしっかりした人材を投入すべきです。

28日の高槻市議会本会議では、私もこの事件を一般質問で取り上げる予定です。