高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

生活保護費を約4200万円も過払い

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高槻市生活保護費を約4200万円も余分に支給していたことが分かりました。

昨年11月、厚生労働省が、高槻市の生活福祉課(当時)を監査し、生活保護費の「障害者加算」に誤りがあることを指摘。それを受けて市がさらに調査したところ、「障害者加算」の認定誤りが83件で計4242万0075円、「障害者加算」の認定漏れが21件で計1189万0873円あることが判明したとのことです。

私も事前に情報を得て、今年の6月7日に、福祉事務所長に対して、「厚生労働省から監査が入り何らかの指摘を受けたのではないか」と尋ねました。所長は、いったんは、厚生労働省の監査結果を私に渡すと約束したのですが、その後、「部内で検討した結果、渡せないことになった。欲しければ情報公開請求してください」と言い出しました。

その理由を尋ねましたが「公文書だから」だというのです。呆れました。国が市を監査した結果を、なぜすぐに出せないのか。昨年11月に国から指摘があったのですから、その時点で公表すべきだったはずです。

「市が持っている文書はすべて公文書だ。議員が書類をもらうのにいちいち情報公開請求しないといけないのか」と言い返しましたが、所長はまったく取り合わないので、やむなく情報公開請求しました。

情報公開は、請求してから原則として2週間後にされるのですが、請求から8日経った今日、市が発表したというわけです。私の情報公開請求を受けたから、いずればれると、仕方なく発表したのでしょう。

生活福祉課でパソコンが盗まれた事件でも、私が4月17日に情報公開請求したところ、市は4月27日に刑事告訴しました。市の発表によれば、パソコンの所在不明が明らかになったのは昨年12月。なぜその時に公表しなかったのか?まさに今回の事件と同じです。

バレなければ隠し通す。情報公開請求されたら公表・・・高槻市の隠ぺい体質は相変わらずです。まだまだ何か隠しているのではないのでしょうか?

あまりに腹が立ったので、本日早速住民監査請求をしました。ちゃんと対処しなければ、裁判をやってでも、責任者を追及する所存です。