高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

【学校耐震化】21年度は0。22年度は10。1年間早くできたのに…

耐震1次診断でIs値0.3未満だった小中学校の校舎の全部について、耐震2次診断の結果が出たとの報告が、高槻市教育委員会からされました。

耐震2次診断の結果

ご覧のとおり、この報告書には、2次診断で0.3未満だったのは10棟としか書かれていませんが、以前お伝えしたとおり、平成21年度と22年度の2カ年度において2次診断を実施した結果、21年度は0棟だったのです。それに対して22年度は、前回の結果報告時から3棟増えて(五領小学校、川西小学校、第四中学校の各1棟)、最終的には10棟となりました。

21年度は0棟で、22年度は10棟・・・高槻市教育委員会が、故意に耐震性の低い校舎の診断を後回しにした結果、こんなに露骨な偏りができてしまいました。

これから教育委員会は、耐震改修実施設計(どのような耐震化工事を行うのかという設計)を行った後、耐震化工事を行うことになろうかと思いますが、2次診断を行う順番が逆であれば、21年度は10棟・22年度は0棟となり、耐震化工事を1年間早められたはずです。


校舎の耐震化についてはこれで終わりではありません。現在は、2次診断でIs値0.3未満のものを優先しているだけで、Is値が0.75未満のものについても耐震化工事が必要なのです。

今後も、高槻市に子供達の命が蔑ろにされないよう、校舎の耐震化については注視していく必要があります。