高槻ご意見番

「高槻ご意見番」の代表で、高槻市議会議員の北岡たかひろのブログです。

日本創新党の結党大会は大阪でも行われました

日本創新党結党大会(キックオフ大会)がありました(司会はなんと北野誠さんでした。櫻井よしこさんも講演されました。)。

日本創新党が結党大会、山田党首が参院選東京選挙区から出馬表明
2010.5.30 19:55

 日本創新党は30日、東京・六本木で結党大会を開いた。山田宏党首(52)はあいさつで、「日本はあと3年もたない。日本を立て直すため、創新党を作った」と強調。今夏の参院選では自らが東京選挙区から出馬することを表明した。また、第2次公認予定候補者として、山田氏のほか、4人を新たに発表した。

 山田氏はすでに25日の記者会見で、31日付で東京都杉並区長を辞任することを明らかにしていた。日本創新党参院選東京選挙区で前金融庁課長補佐の藤岡隆雄氏(33)を公認すると発表していたが、山田氏の出馬決定に伴い、藤岡氏については改めて検討する。

 一方、山田氏は大会後の記者会見で、たちあがれ日本新党改革など他党との連携について、「日本を大きく変えることが大目標だ。そうした大きな目標を示すことができるのであれば、どの政党とも協力ということはありうる」と述べ、理念、政策などの一致を前提に、連携はありうるとの考えを示した。

 30日発表した参院選の公認予定候補者(山田氏以外)は次の通り。

 選挙区=神奈川、藤沢市議、佐賀和樹(37)▽熊本、会社社長、前田武男(53)
 比例代表岸和田市議、清水隆司(49)▽経営コンサルタント、杉井保之(51)



一方で、大阪・難波でも結党大会を行いました。

この大阪の結党大会の前には、「ゴミゼロ運動」ということで、関西の志民でつくる「志民クラブ関西」を中心に、心斎橋や道頓堀、難波界の隈の清掃活動を約1時間行い(浜野ゆき子さんも一生懸命ゴミを拾い集めていました)、正午になんば高島屋前に集合。日本創新党街宣車の上で「大阪会場」での結党大会を行いました。

志民の皆さんが見守る中、明石市の千住市議、茨木氏の福丸市議、私、志民の中村さんと杉本さん、大阪選挙区公認候補予定者の浜野夕希子さんの順で演説を行いました。

その後、杉本さんと浜野さんが、東京大会に「電話出演」。浜野さんの選挙についての打ち合わせをして帰ってきました。


私はだいたい以下のような演説をしてきました…

皆さん、こんにちは。私は、「よい国つくろう!日本志民会議」の志民であり、「日本創新党」の党員でもある、高槻市議会議員の北岡隆浩と申します。

本日は、日本創新党の結党大会ということで、ここはその大阪会場、という位置付けになっております。

ここが大阪会場ということは、もちろん、別の場所でも、結党大会をやっているわけです。そこはどこかと言いますと、東京、港区六本木の、六本木ヒルズです。「ヒルズ族」と呼ばれるセレブな人達が住んでいる、あの六本木ヒルズです。その六本木ヒルズの中の、六本木ヒルズアリーナという場所が東京会場となっています。

六本木ヒルズアリーナというのは、どんな場所かというと、下見に行ったある女性議員の方によりますと、女性が特に感激しちゃうような、おしゃれな、まるで外国に行った気分にもなれそうな場所だそうです。

そこに山田宏党首・中田代表幹事をはじめとする党執行部や、上甲晃先生をはじめとする数百人の志民の皆さんが集まり、政財界から来賓も来て、第2次の公認候補予定者も発表されますから、当然、多数のマスコミもカメラを構えていることだと思います。

かたや、我々は、この大阪の地で、さっきまで、このTシャツを着て、軍手をはめて、ゴミ拾いをしていました。この会場、華やかな来賓は一人もいません。マスコミの人も一人もいません。

「なんであんたらも六本木に行かんのや?」と不思議に思われるかもしれませんが、私は、この大阪会場のやり方こそ、日本創新党の本筋、本当の姿を如実に表していると思っています。

何故か・・・日本創新党は、「よい国つくろう!日本志民会議」の志民がつくった政党だからです。「日本志民会議」の「志民」というのは、ただの市民ではありません。「志の民」と書いて志民と、呼称しています。

「志」とは何なのか。「志」とは、みんなが幸せになれるようにするためには、どうしたらよいかを求め続ける心だと、「日本志民会議」の創始者ともいうべき上甲晃先生は、私たちに教えてくれました。上甲先生というのは、初期の松下政経塾の塾頭をされていた方で、現在は、青年塾という塾を立ち上げられて、松下幸之助の精神を受け継いで、志ある若者を育てられています。

私もその青年塾の8期生として学ばせていただきました。上甲塾長は、志について、「志と野望とは、違う。志とは、みんなの幸せを目的とするものであり、野望とは私利私欲を目的とするものだ」とおっしゃられていました。

私たちは、志の民・志民ということで、みんなの幸せを考えて行動していこうとしています。そして、何か、事あれば、立ち上がるんだ、とそういった気概をもっている。だから今日はゴミを拾いました。

なぜゴミを拾ったのか・・・今日は日本創新党の結党大会で、日付は5月30日。5月30日、5・3・0、ゴミゼロじゃないか、ということで(笑)、今日は、志民で、この界隈のゴミ拾いをして、日本志民会議らしい活動、日本創新党らしい結党大会にしようじゃないか、ということになったわけです。

まあ、たくさんゴミが落ちていました。まあでも、道端に落ちているゴミなら、拾えるわけです。皆さんも、すこしやる気になっていただければ、ゴミを拾って、ゴミ箱に捨てることができます。

けれども、我々では、拾えないゴミ、ゴミ箱に捨てられないゴミがあるんですね。それは言ってみれば、「社会のゴミ」です。政府や、官僚や、行政や、公務員や、政治屋がつくった「社会のゴミ」です。

その代表的なものは、官僚の天下り先になっている訳の分からない外郭団体、無駄な箱物、無駄な公共事業、多過ぎる議員や公務員などです。少し前は、熊しか通らない道路、なんてのが話題になりました。最近は、みのもんたさんの朝ズバでやってましたけど、宝くじのPRのために、天下り団体が宝くじの収益金で、でっかいハニワの像を造ったことが明らかになりました。宝くじのPRは西田敏行さんに任せておけばいいのではないのでしょうか(笑)。こんなもの、まさに「社会のゴミ」としかいいようがありません。

なぜ、こんなものを、我々の納めた税金・公金でつくったのか。国は年々莫大な借金まで積み上げ続けているというのに。結局、天下りのため、利権のためなんです。

こういった「社会のゴミ」は、議員や、首長にならないと無くすことはできない。いくら志が高くても、普通の志民では取り除けないんです。だから、我々は、我々志民は、この「社会のゴミ」を無くすために、日本創新党をつくった、そうともいえるのではないかと、私は思っています。

今の政治家ではダメなんです。天下り、無駄な公共事業、莫大な国の借金。昔から言われていたじゃないですか。なぜ未だに解決できないんですか。今の政治家には、やる気がないとしかいえません。

最近、事業仕分けというものがされていますけれども、ご存知の方も多いと思いますが、前回の事業仕分けで、仕分けられたはずのものが、実は、予算を組む段階になったら、かなりのものが復活したんですね。これじゃあ事業仕分けと言うより、「偽装仕分け」です。ただのパフォーマンスだった。本気でやる気はなかったということです。

日本創新党には、山田宏中田宏、斎藤弘、「3人のヒロシ」がいます。この「3人のヒロシ」は、杉並区長として、横浜市長として、山形県知事として、行財政改革を行いました。そして、実際に、それぞれの地方自治体の借金を減らました。つまり、非常に実績のある、改革派の、本当に志のある政治家なんです。私はこういう人達にこそ、今の日本の国の政治を託すべきだと考えております。

今の日本が、景気がよくて、国の財政も悪くないという、一昔前のような状況なら、多少政治がダメでも、何とかなるかもしれません。

けれども、今、国は1000兆円にもなろうかという、莫大な借金を抱えている。国はどこまで借金できるのか。何兆円まで借金できるんでしょうか?いつまでも借金をし続けることはできない、ということは、子どもにでも分かる理屈です。

最近、多くの経済の専門家が、「日本の財政は破たん寸前だ。借金が返せなくなる、いわゆるデフォルトが近い」と、警鐘を鳴らしています。

これが、竹内力さん主演の「ミナミの帝王」なら、萬田銀次郎が、ピンチの時に颯爽と現れて、いろいろな知恵や法律知識を駆使して、借金をチャラにしてくれるかもしれません。けれども、国の借金は、そんなレベルではないですし、残念ながら、萬田銀次郎は架空の人物です。

しかし、幸いなことに、日本創新党の「3人のヒロシ」は、実在の人物であります(笑)。

やはり、自治体の借金を減らした実績のある首長経験者に、国のかじ取りを、任せるほかはないのではないでしょうか。

国の財政が破たんしたらどうなるか。最近ではギリシア、少し前ならアルゼンチンがそうなってしまいましたが、人々は、ハイパーインフレで、塗炭の苦しみを味わっています。

そこに置いてある自動販売機のジュース代、今は120円ですけど、これが100倍の1万2000円になったらどうなりますか、皆さん。ハイパーインフレというのは、そういうふうに物価が何十倍、何百倍にもなることなんです。

日本は、昔も、度々、危機的な状況に直面しました。幕末には黒船がやってきた。吉田松陰は、とにかく海外の状況を知らなければ話にならないと、アメリカやロシアの軍艦に乗り込んで、密航しようと企てましたが、失敗しました。そういう行動的なところが災いして、吉田松陰は、最終的には獄中で処刑されてしまいました。

吉田松陰の弟子の高杉晋作・・・もうすぐNHKの大河ドラマ龍馬伝」で登場しますが・・・高杉晋作は、中国の上海に渡ることができました。今、上海は上海万博で、世界からたくさんの人々が訪れています。高杉晋作が渡った当時も、外国から人間が来ていました。しかし、まったく状況は違いました。高杉晋作がそこで見たものは、白人に好き放題にされ、蹂躙される中国の姿でした。中国は列強諸国によって植民地のようにされていました。上海の公園には「犬と中国人は入るべからず」という立て札が掲げられていた。このままでは、日本も中国と同じようになってしまう。高杉晋作は、非常に危機感をもち、奇兵隊を結成したり、坂本龍馬らに上海の状況を伝えたりしたわけです。

現在の私たちは、吉田松陰高杉晋作のように、苦労をしなくても、新聞やテレビ、あるいはインターネットで、海外の情報を入手することができます。もちろん財政破綻したギリシアやアルゼンチンの状況も知ることができるわけです。

日本が、ギリシャやアルゼンチンのようになるかもしれないのに、今の日本人は何もしないどころか、危機感さえもたないのか・・・きっと、幕末の志士をはじめ、先人たちは、草葉の陰で嘆いていると思います。

日本が財政破たんしたら、どうなるのか・・・アメリカ軍は、思いやり予算がもらえないからといって、日本から撤退するかもしれない。社民党や沖縄の一部の人達は、無邪気に喜ぶかもしれない。しかし、日本の隣にはとてつもなく軍拡を進めてきた中国があります。中国が、日本を侵略するかもしれない。現に最近では、中国の軍艦や潜水艦が、沖縄や沖ノ鳥島のあたりをうろうろして、日本を挑発しています。

もし日本が中国に支配されたらどうなるのか・・・それは、チベットのことを知れば、分かります。ぜひインターネットで調べてみて下さい。

平和な仏教国・チベットは、1950年代、中国に侵略されました。チベットの人口は500万人でしたが、その4分の1にあたる120万もの人々が、中国の人民解放軍に虐殺されました。財産は奪われ、人々が敬っていた僧侶さえも殺され、人々が大切にしてきたお寺・寺院は破壊され、女性は犯され、そして、自分たちの魂ともいえる仏教を捨てることを強要されました。仏教を捨てなければ、拷問を受け、それでも仏教を捨てなければ、むごたらしい拷問の末に、殺された。もう我慢ならないと、勇気を出してデモを行えば、やはり虐殺が待っていた・・・チベット人は、中国に、命も、国も、言葉も、宗教も、伝統も、文化も、家族も、友人も・・・奪われた。

そんなチベットのように、日本はしてはいけない。ギリシアやアルゼンチンのようになってはいけない。だから、すぐに、日本から、「社会のゴミ」を無くすことが必要なんです。危機的な財政状況から脱却するために、すぐに、莫大な借金をなんとかして減らすことが必要なんです。そうやって、日本を強くしなければならないんです。

けれどそれは、一般の市民にはできない。だから、それを、命がけでやれる、実績のある人間を、国会議員として送り込まなければならないんです。

殺されるかもしれない、石井こうきのように。それでもやる。本気でやる政治家が、今の日本には必要なんです。

ぜひ皆さん、日本創新党を、どうぞよろしくお願いいたします。